地方競馬

地方競馬のクラス分けは中央とどう違う?地区ごとの昇級・降級

KeibaAiNavi
記事タイトル「地方競馬のクラス分けは中央とどう違う?地区ごとの昇級・降級」の文字と、春の晴れた日の小さな地方競馬の競馬場で、ダートコースの内ラチ沿いを縦に連なって駆けてくる競走馬たちを、コースの外側から斜め前に描いた画像

地方競馬のレースの名前にある「A1」「C2」などのクラスが、中央競馬とどう違うのか気になる方も多いでしょう。この記事では、地区ごとのクラスの決まりを、中央競馬と比べてまとめました。

前のレースより上や下のクラスのレースに出た馬の勝率と回収率がどうなっているかも、5年間のレースで見ています。

地方競馬のクラスは全国で同じ基準ではなく、地区ごとに年齢や賞金、着順の点数などで格付けされます。中央競馬は、基本的にはひとつ勝つごとに上のクラスへ上がり、降級は2019年夏季競馬から廃止されています。

地方競馬のクラス分けとは(中央競馬との違い)

初夏の晴れた朝、青い苗の田んぼの向こうに、小さな地方競馬の競馬場のダートコースと照明塔が見える風景を描いた画像

中央競馬のクラスは、JRA(日本中央競馬会)が決めています。JRAの説明では、「馬の年齢と収得賞金の額によってクラス(=条件)は分けられています」。

収得賞金は、クラス分けのために数える賞金です。

基本的には、ひとつ勝つごとに上のクラスへ上がる仕組みです。重賞レース(グレードレース)の2着でも、収得賞金が加算されて昇級することがあります。

地方競馬全国協会の説明では、地方競馬は基本的に「2歳」・「3歳」・「一般」に分けて、レースを組みます。古馬のレースでは、「全国どこでもA・B・Cの3つの大区分を採用して、競走馬の格付け(クラス分け)が行われています」。

ただし、このA・B・Cの分け方は、全国で同じ基準ではありません。

項目中央競馬地方競馬
クラスの名前新馬・未勝利・1勝クラス・2勝クラス・3勝クラス・オープンA・B・C(A1やC2のように数字が付く地区もある)
何で決まるか馬の年齢と収得賞金の額地区ごとの決まり(年齢・賞金・着順の点数など)
クラスの見直し2019年夏季競馬から降級制度を廃止地区ごとに違う

決まりを確かめられた8地区の、下のクラスへの見直しの仕方を、先に表にまとめました。

地区下のクラスへの見直しの決まり
兵庫・高知「降級」の決まりがある
名古屋・笠松・佐賀・北海道格付けに使う賞金(番組賞金)を減らす決まりがある
岩手・南関東(2024年から)賞金の順位や点数で格付けし直す

表の言葉の意味は、次の「地区ごとのクラスの名前と決まり」の節にあります。

地区ごとのクラスの名前と決まり(2026年度)

地方競馬の競馬場の厩舎の前で、厩務員が競走馬の前脚に白いバンデージを巻いている手元を寄りで描いた画像

決まりを確かめられた8地区の、2026年度のクラスの名前と、何で決まるかをまとめました。

地区クラスの名前何で決まるか
南関東A1〜C3の8クラス1〜5着の点数(『番組ポイント』)
兵庫A1〜C3の7クラス着順の点数(『加算ポイント』)
名古屋A級・B級・C級1〜5着の賞金(番組賞金)
笠松A級・B級・C級1〜5着の賞金(番組賞金・名古屋と同じ額で分ける)
岩手A級〜C2級の5クラス賞金の順位(格付賞金)
高知A・B・C1・C2・C3賞金(番組賞金)
佐賀A1・A2・B・C1・C2通算の1〜5着の賞金(番組賞金)
北海道A1〜C4の12クラス賞金(番組賞金)

賞金で級を分ける地区のうち、いちばん上といちばん下の級の額を表にしました。

地区いちばん上の級いちばん下の級
名古屋・笠松A級 450万円以上C級 250万円未満
高知A 1,100万円超C3の下 200万円以下(第10サイクルから180万円以下)
佐賀A1 1,000万円以上C2 150万円未満

高知のC3は、上と下の2つの級に分かれています。

「降級」の決まりがある兵庫と高知

兵庫は、2か月ごとの見直しで、「同一クラスでの近3走の着順合計の多い順に1クラス降級します。」と決めています。上がるほうは、5着以内に入るたびに点数(『加算ポイント』・1着は100)が足され、決まった点数を超えると昇級します。

高知は、最大6日間の開催(1サイクル)が終わるごとに、賞金の額で級を見直します。決まりには「昇(降)級は1サイクル終了毎とする。」とあります。

数える賞金の期間が変わるなどして、前のレースより下の級になる場合もあります。

番組賞金を減らす名古屋・笠松・佐賀・北海道

名古屋と笠松は、級を分ける賞金の額が同じです(東海地区で統一)。どちらも年に4回、番組賞金の25%を基に、格付けに使う賞金を減らします。

前に賞金を減らした後に勝った馬と、その後に得た賞金が減らす額を超えた馬は、減らしません。

佐賀は、在籍馬が級の額を超えたときは「次回競馬から当該馬は昇級させて格付する」と決めています。

4歳・5歳の馬は、8月に番組賞金額から50万円を減額します。6歳・7歳・8歳の馬は、その年齢になった時点で、2歳・3歳・4歳の時の収得賞金額を全額減額して格付けします。

また、佐賀競馬場で前3走に収得賞金がない馬は「下位の競走に編成することがある」と書いています。

北海道は、年度の初めに、前の年度の番組賞金を年齢に応じて減らして格付けし直します。4〜5歳は8割、6歳は7割、7歳以上は6割を基にします。

前の年に6回以上走り、前の年度に北海道で得た賞金が50万円未満の馬は、この割合から3割を引きます。たとえば4〜5歳なら、5割を基にします。

賞金の順位や点数で決める岩手と南関東

岩手は、賞金の上位から順に、原則として2開催ごとに格付けします。中央競馬や南関東のレース、2歳・3歳のレースなどで得た賞金は、割り引いて数えます。

南関東は、2024年1月1日から『番組ポイント』で格付けする形に変わりました。

南関東のクラス分け(A1〜C3)

晴れた日の都市部の地方競馬の競馬場で、誰もいないスタンドの橙色の座席が段ごとに上へ重なっていく様子を、下から見上げて描いた画像

南関東(大井・川崎・船橋・浦和)は、2024年1月1日から、賞金を積み上げる形をやめ、点数で格付けする形に変えました。格は「A1」〜「C3」の8クラスです。

上半期(1月〜6月)と下半期(7月〜12月)に、それぞれ『番組ポイント』による格付基準があります。格付けの反映は、開催最終日の全レース終了後です。

『番組ポイント』は、1着から5着までに入ったときの点数の合計で、原則として2つ前の開催までに取ったものです。

上半期の格付基準のうち、4歳・6歳・8歳以上の欄を表にまとめました。値の単位は『番組ポイント』です。

格4歳6歳8歳以上
A13,4005,0005,900
A22,2003,2004,100
B11,7002,2003,000
B21,2001,7002,200
B38001,3001,800
C15001,0001,500
C22007001,200
C30160240

C3の4歳は0で、4月以降は「20以上」です。下半期は別の表で、例えばA1の4歳は3,600です。

大井・川崎・船橋・浦和の4つの競馬場のコースと成績の違いは、南関東競馬の4つの競馬場を比較した記事でご紹介しています。

3歳はいつ古馬のクラスに入るか(2026年度の決まり)

秋の夕方、地方競馬の競馬場の厩舎地区の道を、若い競走馬と年上の競走馬が並んで引かれて歩く様子を横から描いた画像

決まりを確かめられた地区では、3歳の馬は3歳だけのレースを走ったあと、古馬のクラスに入ります。入る時期と、早めに入る条件を、地区ごとにまとめました。

地区古馬のクラスに入る時期早めに入る条件
南関東A1級は3歳の2月、C3級は4歳の1月―
名古屋第13回名古屋競馬の後3歳の上限の番組賞金に達したとき
笠松10月以降に一斉に―
岩手通算14開催から全馬その年の賞金が1,000万円に達したとき
高知9月28日から番組賞金が100万円に達したとき
佐賀7月末の後、賞金を半分にして1〜3月を除き、番組賞金が300万円を超えたとき
北海道第4回門別競馬の終了後に全馬第1回門別競馬の終了時に300万円を超えた馬など
兵庫公式の説明に時期の記載なし―

上や下のクラスのレースに、どれだけ出ているか

夏の早朝の地方競馬の競馬場で、朝の調教のために何頭もの競走馬と乗り手がダートコースを思い思いの速さで回っている様子を、スタンドの上から見下ろして描いた画像

ここからは、2021年6月から5年間の地方競馬の古馬のダートのレースで数えた結果です。数え方は、成績の節の最後の「集計の条件」にまとめました。

同じ馬が90日以内に続けて走った2つのレースを数えました。2つ目のレースが上のクラスだったときは、そのレースを「上のレース」と呼びます。

下のクラスだったときは「下のレース」です。同じC2の中で組が分かれていても、同じクラスとして数えます。

90日以内に続けて走った2走のうち、上のレースと下のレースの数を表にまとめました。

地区90日以内の2走上のレース下のレース
南関東(2023年まで)30,5551,453932
南関東(2024年から)27,1981,304590
兵庫64,1245,0993,654
名古屋47,5561,464856
笠松12,95729163
岩手46,8963,1412,708
北海道12,728305252
金沢25,8242,6931,945
高知22,563932481
佐賀42,3361,739810

笠松を除くどの地区でも、上のレースのほうが下のレースより多くありました。

地方競馬の7つの地区(南関東は2023年までと2024年からに分けた)で、同じ地区で90日以内に続けて走った、1つのクラスだけで行うダートのレースどうしの2走のうち、2走目が上や下のクラスのレースだった割合を、クラスの数とあわせて示した横棒グラフ(2走目が上のクラスのレースだった割合は南関東(2023年まで)4.8%・南関東(2024年から)4.8%・兵庫8.0%・名古屋3.1%・岩手6.7%・金沢10.4%・高知4.1%・佐賀4.1%、下のクラスのレースだった割合は南関東(2023年まで)3.1%・南関東(2024年から)2.2%・兵庫5.7%・名古屋1.8%・岩手5.8%・金沢7.5%・高知2.1%・佐賀1.9%)

図は、上のレースと下のレースの割合を、クラスの数とあわせて示しています。クラスの数は地区によって3から8まで違うので、割合の高い低いで地区を比べることはできません。

上のレースの1つ前のレースの着順を、割合で地区ごとにまとめました。

地区1着2〜5着6着以下
南関東(2023年まで)55.5%43.4%1.1%
南関東(2024年から)53.1%45.6%1.3%
兵庫84.4%13.2%2.4%
名古屋56.0%41.9%2.0%
岩手32.1%40.5%27.3%
金沢54.8%32.2%13.0%
高知62.6%37.0%0.4%
佐賀49.8%41.9%8.3%

兵庫では、上のレースに出た馬の8割あまりが前のレースを勝っていました。岩手では、前のレースが6着以下だった馬も3割近くいました。

地方競馬のレース全体の傾向は、地方競馬14場の5年間の傾向をまとめた記事で紹介しています。

上や下のクラスのレースに出た最初のレースの成績

明るい曇りの日の都市部の地方競馬の競馬場で、ダートコースの内ラチ沿いを走る先頭の競走馬に、外から1頭が並びかける場面を横から寄りで描いた画像

上のクラスのレースでは、金沢を除くどの地区でも、そのクラスに続けて出た馬より勝率が高い値でした。下のクラスのレースでは、名古屋の勝率が、そのクラスに続けて出た馬の勝率をいちばん大きく下回りました。

上のレースと下のレースの成績を、比べる相手の成績と並べました。比べる相手は、同じクラスのレースに、前のレースもそのクラスで出ていた馬です。

地方競馬の7つの地区(南関東は2023年までと2024年からに分けた)で、上のクラスのレースと下のクラスのレースに出た最初のレースの勝率の差を並べた図(上のクラスのレースは南関東(2023年まで)+10.3%・南関東(2024年から)+10.3%・兵庫+10.2%・名古屋+8.9%・岩手+5.2%・金沢+9.6%・高知+16.3%・佐賀+12.1%、下のクラスのレースは南関東(2023年まで)+0.4%・南関東(2024年から)−1.1%・兵庫+0.1%・名古屋−3.6%・岩手−0.6%・金沢−1.7%・高知+1.1%・佐賀−0.9%)

表のかっこの中は、比べる相手の値です。

上のクラスのレースに出たとき

地区(回数)勝率(比べる相手)勝率の差3着以内の割合(比べる相手)
南関東(2023年まで)1,401回18.1%(7.8%)+10.3%45.7%(23.9%)
南関東(2024年から)1,237回17.8%(7.5%)+10.3%45.0%(24.3%)
兵庫 5,080回18.4%(8.2%)+10.2%47.0%(27.2%)
名古屋 1,464回17.3%(8.4%)+8.9%45.2%(26.6%)
岩手 3,139回14.4%(9.2%)+5.2%38.5%(29.0%)
金沢 2,693回18.8%(9.2%)+9.6%44.4%(31.7%)
高知 932回22.2%(5.9%)+16.3%50.4%(23.1%)
佐賀 1,738回20.5%(8.4%)+12.1%49.0%(27.2%)

勝率の差は、勝率から、かっこの中の比べる相手の勝率を引いた値です。

比べたのは、上と下の勝率の表の8つの行(南関東は2023年までと2024年からに分けた)の、16の組み合わせです。16も一度に調べると、本当は差が無くても、偶然だけで差があるように見えるものが出やすくなります。

そこで、16の比較には、1つだけ調べるときより厳しい基準を当てはめました。厳しい基準でも差が残り、いくつかの数え方で確かめても同じ傾向だった差を「はっきりした差」と書きます。

上のレースの勝率の差は、金沢を除くどの地区も「はっきりした差」でした。金沢は公式の決まりを確かめられなかったため、「はっきりした差」かどうかを決めていません。

下のクラスのレースに出たとき

すぐ前のレースだけ上のクラスに出て元のクラスに戻った馬は、あとの表に分けました。

地区(回数)勝率(比べる相手)勝率の差3着以内の割合(比べる相手)
南関東(2023年まで)854回8.3%(7.9%)+0.4%27.8%(24.6%)
南関東(2024年から)514回6.8%(7.9%)−1.1%22.2%(24.0%)
兵庫 3,527回8.3%(8.2%)+0.1%25.6%(27.1%)
名古屋 761回4.5%(8.1%)−3.6%18.4%(25.5%)
岩手 2,450回8.9%(9.5%)−0.6%28.9%(29.7%)
金沢 1,473回7.5%(9.2%)−1.7%27.6%(31.2%)
高知 453回8.2%(7.1%)+1.1%24.5%(24.5%)
佐賀 575回7.5%(8.4%)−0.9%24.0%(26.8%)

下のレースでは、名古屋の勝率の差(−3.6%)が「はっきりした差」でした。馬の年齢もそろえて比べると、名古屋の勝率の差は−1.3%に縮みましたが、マイナスのままでした。

金沢を除くほかの地区の勝率の差には、はっきりした差は見られませんでした。

上のクラスに1回だけ出て、元のクラスに戻ったとき

すぐ前のレースだけ上のクラスに出て、元のクラスに戻った馬の成績です。回数が100回以上あった4つの地区を載せます。

地区(回数)勝率(比べる相手)勝率の差3着以内の割合(比べる相手)
兵庫 126回0.8%(8.6%)−7.8%15.9%(28.4%)
岩手 249回7.6%(9.4%)−1.8%29.7%(29.5%)
金沢 472回7.8%(9.1%)−1.3%28.0%(31.0%)
佐賀 235回9.8%(8.5%)+1.3%29.8%(27.3%)

兵庫の勝率の差(−7.8%)は、1つの比較として見れば偶然とは言いにくい差です。岩手と佐賀の勝率の差には、はっきりした差は見られません。

上や下のクラスのレースに出た馬の回収率は?

上や下のクラスのレースに出たときの、単勝と複勝の回収率を見てみましょう。回収率は、1頭に100円ずつ買ったときの、買った額に対する払戻の割合です。

単勝と複勝の回収率は、このあとの2つの表のどの地区でも、上や下のレースの馬も比べる相手も、100%を下回りました。

控除率は、馬券の売り上げのうち、払戻に回さない割合です。単勝と複勝の控除率は、どちらも20%です。

地方競馬の7つの地区(南関東は2023年までと2024年からに分けた)で、上のクラスのレースに出た最初のレースの馬と比べる相手の、単勝と複勝の回収率を並べた棒グラフ(どの値も100%を下回る)

上のクラスのレースに出たときの回収率を、表にまとめました。

地区(回数)単勝の回収率(比べる相手)複勝の回収率(比べる相手)
南関東(2023年まで)1,401回75.4%(73.6%)81.7%(74.2%)
南関東(2024年から)1,237回78.3%(73.3%)79.4%(72.1%)
兵庫 5,076回75.0%(70.2%)75.5%(65.1%)
名古屋 1,464回80.7%(76.9%)85.3%(71.1%)
岩手 3,139回78.9%(80.9%)76.1%(77.5%)
金沢 2,693回75.0%(77.4%)74.6%(76.4%)
高知 932回84.6%(73.3%)73.2%(67.6%)
佐賀 1,738回73.8%(69.2%)79.7%(68.6%)
地方競馬の7つの地区(南関東は2023年までと2024年からに分けた)で、下のクラスのレースに出た最初のレースの馬と比べる相手の、単勝と複勝の回収率を並べた棒グラフ(どの値も100%を下回る)

下のクラスのレースに出たときの回収率を、表にまとめました。

地区(回数)単勝の回収率(比べる相手)複勝の回収率(比べる相手)
南関東(2023年まで)854回88.0%(79.3%)81.7%(74.2%)
南関東(2024年から)514回53.8%(69.4%)64.0%(70.7%)
兵庫 3,523回68.3%(65.6%)71.4%(68.2%)
名古屋 761回55.4%(70.4%)74.0%(70.8%)
岩手 2,450回70.7%(73.5%)74.1%(74.9%)
金沢 1,473回60.7%(68.2%)69.2%(72.7%)
高知 453回71.7%(66.8%)72.7%(63.7%)
佐賀 575回51.3%(70.3%)62.1%(68.6%)

オッズどおりの勝率は、全馬の合計が100%になるようにオッズから直した値です。直し方は、単勝のオッズを勝つ確率に直す式と、人気別の勝率をまとめた記事(中央競馬)で説明しています。

期待値は、同じ買い方を続けたときに100円あたり平均で戻る額の見込みです。実際の勝率がオッズ(人気)どおりなら、これから単勝を買うときの期待値は控除率の分だけ100円を下回ります。

集計の条件

項目中身
対象2021年6月から5年間の地方競馬の古馬のダートのレース(ばんえい競馬を除く・当サイトが独自に集計)
レース1つのクラスだけで行うレース。2つ以上のクラスを合わせたレースは入れない。北海道はC4より上、笠松はAとBで、1つのクラスだけで行うレースが少なく、件数だけを載せた
2走同じ馬が同じ地区で、90日以内に続けて走った2走
上と下馬の格付けではなく、レースの名前にあるクラス(A1やC2など)の順。金沢は公式の決まりを確かめられなかったため、クラスの名前の順で数えた
地区南関東・兵庫・岩手はそれぞれ1つの地区。南関東は2023年までと2024年からを分けた
比べる相手同じ競馬場・同じクラス・近い頭数のレースに、同じクラスから続けて出た馬(前のレースの着順は問わない)
成績の回数比べる相手が30回に満たない組み合わせを外した後の数
回収率の計算単勝・複勝:資金均等買い
外したレースこのデータでは着順が入っていない4レース(40頭)は、回収率から外した

よくある質問

真夏の昼、地方競馬の厩舎の前の日陰で、厩務員が支える桶から水を飲む競走馬の口元を寄りで描いた画像

地方競馬に降級はありますか?

地区ごとに決まりが違います。決まりを確かめられた8地区のうち、「降級」の決まりがあるのは兵庫と高知です。

  • 名古屋・笠松・佐賀・北海道には、格付けに使う賞金(番組賞金)を減らす決まりがある
  • 岩手と南関東(2024年から)は、賞金の順位や点数で格付けし直す

地区ごとの決まりは、「地区ごとのクラスの名前と決まり」の節にまとめています。

地方のA1は、中央の何勝クラスくらいですか?

1対1には並べられません。地方のクラスは、地区ごとに格付けの決まりが違います。

A1という名前があるのも、南関東・兵庫・佐賀・北海道などの一部の地区です(名古屋・笠松・岩手・高知はA級やAです)。

南関東のクラスはいつ変わりますか?

格付けの反映は、開催最終日の全レース終了後です。格付基準は、上半期(1月〜6月)と下半期(7月〜12月)で別の表です。

3歳と4歳の馬は、3歳の2月から4歳の1月まで、おおむね決まった時期に格付けされます。

中央競馬の降級はいつ無くなりましたか?

JRAの説明では、2019年夏季競馬から降級制度が廃止されました。同じタイミングで、競走条件の呼び方も「1600万円以下」から「3勝クラス」のように変わっています。

地方のクラスの決まりを知って、地方競馬の予想指数を使ってみましょう!

雨が上がった午後の小さな地方競馬の競馬場で、湿って色の濃くなった誰もいないダートコースの向こう、内馬場の上に淡い虹がかかる様子を描いた画像

この記事の要点をまとめます。

  • 地方競馬のクラスは全国で同じ基準ではなく、地区ごとに年齢や賞金、着順の点数などで格付けされる
  • 決まりを確かめられた8地区では、「降級」の決まりは兵庫と高知にあり、ほかは番組賞金を減らすか、順位や点数で格付けし直す
  • 中央競馬は基本的には勝つと上のクラスへ上がり、2019年夏季競馬から降級制度が廃止された
  • 下のクラスのレースでは、名古屋の勝率が、そのクラスに続けて出た馬の勝率をいちばん大きく下回った
  • 上のクラスのレースでは、金沢を除くどの地区でも、そのクラスに続けて出た馬より勝率が高かった
  • 単勝と複勝の回収率は、回収率の表に載せたどの地区でも、上や下のレースの馬も比べる相手も100%を下回った

この記事で見た勝率と回収率は、出馬表で上や下のクラスのレースに出る馬を見るときの目安になります。

地方競馬の予想指数では、レースごとに、出走する馬それぞれが勝つ見込みを見比べられます。今日・明日のレースの指数は、地方競馬の予想指数(ばんえい競馬を除く14場・開催日の前日の夕方に公開)でご覧ください。

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