年末年始に競馬をやっているのはどこ?中央競馬が休みの間の地方競馬と、いつもとの違い

年末年始は中央競馬(JRA)が休みになるため、その間に競馬をやっている所を探す方も多いでしょう。
この記事では、2021年12月からの5回の年末年始(12月29日〜1月3日)に開いた地方の競馬場をまとめました。あわせて、今季の中央競馬の休みの日程と、年末年始のレースがいつもの日とどう違うかも紹介します。
地方競馬は大晦日も元日も開催があり、年内は大井や笠松など、年明けは川崎や名古屋などで開かれてきました。
大晦日・元日に開催している地方の競馬場(2021年〜2025年の年末年始の実測)
2021年から2025年の5回の年末年始(12月29日〜1月3日)に1レース以上が行われた地方の平地の競馬場は8場です。水沢・大井・川崎・笠松・名古屋・園田・高知・佐賀です。
このうち佐賀は2021年と2022年の年末年始(2022年1月3日と2023年1月3日)だけです。
2023年から2025年の3回は7場でした。残りの7場は5回とも開いています。
今季(2026年の年末年始)は、佐賀も1月3日に開催する予定です。
この5回の年末年始では、競馬場ごとに開く日がほぼ決まっていました。
- 大井・笠松:12月29日・30日・31日(年内の3日間)
- 川崎・名古屋:1月1日・2日・3日(年明けの3日間)
- 園田:12月29日〜31日と、1月2日・3日(元日だけ休み)
- 高知:12月29日・31日と1月1日
- 水沢:12月30日・31日を中心に、年によって12月29日や1月2日・3日も

つまり年内は大井・笠松・園田・高知・水沢、年明けは川崎・名古屋・園田・高知(元日)という組み合わせになります。どの日も3〜5場で競馬が行われていました。
競馬場ごとに数えた開催日は年ごとに22〜25日(5回でのべ117日)で、顔ぶれはこの5回でほとんど変わっていません。さらに前の年末年始も同じくらい開いていたかを見るため、2014年の年末年始までさかのぼって出馬表のあった日を数えました。
平地の競馬場ごとの開催日は各年22〜26日の範囲に収まります。
なお、ばんえい競馬(帯広)も各年4日の開催がありますが、平地とはレースの形が違うため、この記事の集計と当サイトの予想指数の対象には入れていません。
中央競馬(JRA)は年末年始いつまで休み?

2021年から2025年の年末年始の中央競馬は、年内の最終日が5回とも12月28日でした。年明けの初日は1月4日・5日・6日のいずれかで、休みの日数は6〜8日となっています。
今季(2026年の年末年始)は、12月27日(日)の有馬記念の日が年内の最終日です。年明けは1月4日(月)に再開する予定です。
休みは12月28日から1月3日までの7日間です。
この休みの期間がちょうど地方競馬の年末年始の開催と重なります。ふだん中央競馬を見ている方が地方競馬のレースに触れる、よい機会と言えます。
年末年始のレースはいつもと何が違う?

年末年始のレースをいつもの日と比べた結果をまとめます。
- 平均出走頭数は、年末年始10.72頭・いつもの日10.44頭で、わずかに多い
- 1番人気の勝率は、年末年始44.5%・いつもの日45.9%で、はっきりした差は見られない
- 勝ち馬の人気と配当には、言い切れるほどの差が出ない
- 番組の構成は、15時より前に発走するレースと重賞の割合が高い
「正月の競馬は荒れる」「頭数が少ない」といった話を耳にしますが、実際はどうでしょうか。同じ競馬場・同じ月(12月か1月)のいつもの日のレースを基準にして、年末年始のレースを比べました。
出走頭数はわずかに多い
年末年始のレースは、いつもの日より出走頭数がわずかに多くなっています。平均出走頭数は、基準より0.28頭多い結果でした。
| 比べたもの | 平均出走頭数 |
|---|---|
| 年末年始 | 10.72頭(1,318レース) |
| 基準(同じ場・同じ月のいつもの日) | 10.44頭(4,584レース) |
年ごとに見ても、5回すべてで年末年始のほうが多い結果でした。
- 年末年始の平均出走頭数:年ごとに10.54〜10.94頭
- いつもの日の平均出走頭数:年ごとに10.29〜10.69頭
- 年末年始のほうが多い頭数:年ごとに0.18〜0.37頭

0.28頭は、10レースに直すと合わせて3頭ほど多い計算です。
1番人気の勝ちやすさにはっきりした差は見られない
年末年始の1番人気の勝率に、いつもの日とのはっきりした差は見られませんでした。
1番人気の勝率は、頭数で大きく動く指標です。そこで同じ競馬場・同じ月に加えて、出走頭数も近いレースどうしになるようにそろえて比べました。
年末年始の1番人気の勝率は、基準よりやや低めでした。
| 比べたもの | 勝率 |
|---|---|
| 年末年始 | 44.5%(1,318頭) |
| 基準(場・月・出走頭数をそろえた) | 45.9% |
この記事では、年末年始を12月の側の年で呼びます(2021年の年末年始=2021年12月29日〜2022年1月3日)。
年末年始の1番人気の勝率を年ごとに見ると、年による上下のほうが、年末年始といつもの日の差よりも大きくなっています。
| 年末年始(12月の年) | 1番人気の勝率 |
|---|---|
| 2021年 | 47.5% |
| 2022年 | 40.0% |
| 2023年 | 46.9% |
| 2024年 | 44.5% |
| 2025年 | 43.5% |
1年あたり260頭ほど(各年258〜271頭)の集計なので、年ごとの値には件数の少なさによる上下も含まれます。

地方競馬の1番人気がもともと中央競馬より堅い理由は、地方競馬の1番人気の勝率44.3%と中央競馬(ダート)の34.1%の差を頭数の違いを中心に説明した記事で詳しく解説しています。年末年始の44.5%は、地方全体の44.3%とも近い値です。
荒れ方はわずかに荒れる傾向だが言い切れない(参考)
年末年始のほうがわずかに荒れる傾向は出ましたが、言い切れるほどの違いではありませんでした。
勝ち馬の人気と単勝の配当からも見てみます。集計を始める前に、主に比べるのは出走頭数と1番人気の勝率の2つと決めていたため、ここで見る3つの指標は参考の値です。
- 4番人気以下の馬が勝った割合:年末年始24.3%、基準22.2%
- 勝ち馬の単勝配当が1,000円以上だった割合:年末年始17.4%、基準14.8%
- 勝ち馬の単勝配当を低い順に並べた真ん中の値:年末年始300円、基準290円
どの指標も、年末年始のほうがやや荒れる側に出ていました。ただ、「年末年始は荒れる」と言い切れるほどの違いは、この5回の年末年始の集計からは出てきませんでした。
1日のレース数も、年末年始11.56レース、基準11.37レースで、はっきりした差は見られませんでした。
番組の構成は違う(早い時刻のレースと重賞が多い)
ここからは、レースの構成そのものを比べます。年末年始は、早い時刻に発走するレースと重賞の割合がいつもの日より高くなっています。
| 比べたもの | 年末年始 | 基準 |
|---|---|---|
| 15時より前に発走したレースの割合 | 59.9% | 47.8% |
| 18時以降に発走したレースの割合 | 6.4% | 17.3% |
| 重賞やグレードのついたレースの割合 | 5.5% | 2.1% |
競馬場ごとの違い(参考)

8場それぞれの平均頭数と1番人気の勝率を、いつもの日と比べました。
- 大井(13.3頭/12.7頭)と園田(10.8頭/10.3頭)は、年末年始のほうが頭数が0.5頭以上多い
- 場ごとの1番人気の勝率は、件数が少なく、差は言い切れない
- 佐賀は22頭だけの集計で、名古屋は移転の前の旧コースの年を含む
| 競馬場 | 開いた回数 | レース数 | 平均頭数(年末年始/いつもの日) | 1番人気の勝率(年末年始) | 1番人気の勝率(いつもの日) | 場の記事 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 水沢 | 5 | 151 | 10.4頭/10.4頭 | 36.5%(126頭) | 40.7% | 水沢競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
| 大井 | 5 | 180 | 13.3頭/12.7頭 | 43.3%(180頭) | 44.0% | 大井競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
| 川崎 | 5 | 180 | 11.6頭/11.3頭 | 41.7%(180頭) | 50.9% | 川崎競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
| 笠松 | 5 | 168 | 8.4頭/8.3頭 | 45.8%(168頭) | 47.6% | 笠松競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
| 名古屋 | 5 | 176 | 10.5頭/10.2頭 | 47.2%(176頭) | 43.9% | 名古屋競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
| 園田 | 5 | 300 | 10.8頭/10.3頭 | 45.0%(300頭) | 46.3% | 園田競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
| 高知 | 5 | 166 | 9.7頭/9.8頭 | 45.8%(166頭) | 45.5% | 高知競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
| 佐賀 | 2 | 22 | 10.6頭/10.6頭 | 72.7%(22頭) | 50.3% | 佐賀競馬場のコースの特徴と枠番・脚質の傾向 |
水沢の平均頭数と1番人気の勝率は、比べる相手の無い1月の25レースを除いた、12月の126レースの値です。大井と園田は、年末年始のほうが頭数が0.5〜0.6頭多くなっています。
1番人気の勝率は場ごとに上下していますが、どの場も数百頭以下の集計で、場ごとの差を言い切ることはできません。
名古屋の2021年の年末年始(2022年1月1日〜3日)は、2022年4月の移転の前の旧コースです。
場ごとの枠番や脚質の傾向は、表の右端の列にある各場の記事にまとめています。年末年始に見る場が決まっている方は、そちらを先にご覧ください。
集計の条件
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 期間 | 2021年6月から5年間のうち、年末年始(12月29日〜1月3日)の5回(2021年〜2025年の年末年始) |
| 数 | 1,343レース(いつもの日と比べる所は、比べる相手の無い水沢の1月の25レースを除く1,318レース) |
| レース | 地方競馬の平地14場の全レース(ばんえい競馬を除く・出走取消や競走除外になった馬は数えない) |
| 場ごとの表 | いつもの日は同じ場の12月・1月(出走頭数はそろえていない) |
| 出典 | 地方競馬のレース結果を、当サイトが独自に集計 |
年末年始に地方競馬の予想指数を使うには

当サイトの地方競馬の全レース予想指数のページでは、ばんえいを除く14場の全レース・全頭について、予想した勝率と適正オッズを開催日の前日の夕方に公開しています。予想勝率も適正オッズも、地方競馬の予想指数のトップページの説明のとおり、いずれもレースの前日時点で分かる情報だけで計算し、当日のオッズや結果は使いません。
初めてご覧になる方は、次の順で見ると迷いません。
- その日に開いている場を選ぶ(先ほどの競馬場ごとの開く日の一覧のとおり、年内と年明けで顔ぶれが変わります)
- レースごとの予想勝率で、上位の馬と2位以下との差を見る
- 適正オッズと実際のオッズを比べて、人気とのずれを見る

地方競馬の全体の傾向(1番人気の堅さ・枠順・脚質など)は、地方競馬の5年67,076レースの7つの傾向をまとめた記事が入口です。年末年始の数字を読むときの前提として、先にご覧いただくと分かりやすくなります。
年末年始の地方競馬は、いつもと同じ物差しで見ましょう
この記事の要点をまとめます。
- 2021年から2025年の年末年始(12月29日〜1月3日)は、地方の平地8場(2023年からの3回は7場・毎日3〜5場)で競馬が行われていた
- 年内は大井・笠松・園田・高知・水沢、年明けは川崎・名古屋・園田・高知(元日)が中心
- 出走頭数はいつもよりわずかに多く、1番人気の勝率にはっきりした差は見られず、荒れ方はわずかに荒れる傾向が出たものの言い切れるほどではない
- 中央競馬(JRA)は2021年から2025年の年末年始とも12月28日まで、年明けは1月4日〜6日から
当サイトの集計では、1番人気の勝率にはっきりした差は見られず、荒れ方も言い切れるほどの違いではありませんでした。「正月だから荒れる」「頭数が少ないから堅い」と決めつけず、いつもと同じ物差しで数字を見ていきましょう。
地方競馬の指数は地方競馬の全レース予想指数のページで、年明けの中央競馬(JRA)の指数は再開の週から中央競馬(JRA)の予想指数のページでご覧ください。共通の集計の定義と出典はデータと検証の方法のページにまとめています。
当サイトでは、このようなデータ分析を基に、全レース・全馬の能力や期待値を指数化し、開催日の前日の夕方に無料で公開しています。
よろしければ日々の競馬予想の参考にご覧ください!
地方競馬14場の全レース・全頭の指数を、予想勝率や適正オッズとあわせて前日に無料公開しています!>>>

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Contents
競馬初心者に向けた基礎知識の解説から、中央競馬(JRA)の競馬場ごとの特徴、そして過去のレースを統計で集計したデータ分析を紹介。
さらに独自の競馬AIを自作するためのノウハウについても解説します。


