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【2024年度最新版】中山競馬場コースの特徴と有利な枠番・脚質の傾向

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競馬場は場所・コースによって様々な特徴があり、有利となる枠番や脚質なども変わってきます。

このページでは「中山競馬場」の各コースの特徴、そして好成績の枠番・脚質の傾向を解説します。
コースの特性を理解し、各レースの予想に役立てましょう。

中山競馬場:他の競馬場にはない高低差とトリッキーなコースを徹底解説

有馬記念や皐月賞など、大レースが行われることで有名な中山競馬場。しかし、そのコースは他の競馬場と比較して非常に特徴的な形状をしています。この記事では、中山競馬場の最大の特徴である「高低差」と「内回り・外回りの違い」を中心に、他の競馬場との比較を交えながらその魅力を徹底解説します。

  1. 日本一の急坂!他競馬場を圧倒する高低差
  2. 内回り・外回り:戦略が試される二つの芝コース
  3. 持久力と戦略が勝利への鍵
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中山競馬場の特徴と傾向

日本一の急坂!他競馬場を圧倒する高低差

中山競馬場は、なんといってもJRA全10場の中でも最大の高低差を誇ることです。

芝コースの高低差

芝コースの高低差は5.3mを誇り、これはなんと2階建ての建物に相当するほどの起伏です。

東京競馬場の高低差は最大でも3.5m、阪神競馬場は3.0mとなっており、中山競馬場の高低差がいかに大きいかがわかります。この高低差が中山競馬場の大きな特徴の一つと言えます。

上り坂・下り坂の位置

ゴール板を過ぎた辺りから1コーナーまでは上り坂となっており、2コーナーから向こう正面は下り坂のレイアウトとなっています。その後ほぼ平坦の3コーナー、緩やかな下りの4コーナーがあり、最終直線に急坂が待ち構えているレイアウトとなっています。

特にゴール前に待ち受ける急坂は「心臓破りの坂」とも呼ばれ、最後の直線で先頭に立っていても、この坂を上り切れずに後続馬に差されることも珍しくありません。

また、スタート直後にこの急坂を登るコースも多く、ペースは比較的スローとなりやすい競馬場となっています。

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中山競馬場の特徴と傾向

内回り・外回り:戦略が試される二つの芝コース

中山競馬場の特徴の一つが、内回り・外回りの2つの芝コースがあることです。

他の競馬場の内回り・外回りは最終直線で合流するため内回りと外回りで最終直線の距離が異なってきますが、中山競馬場では内回り・外回りの合流地点が3コーナー入口付近となるため、最終直線の長さは同一となります。

芝コースの直線距離

ダートコースの直線距離

最終直線は310mと短いため、必然的に4コーナー付近から加速するコーナーリングの器用さが求められます

外回りのコースについては、2コーナーが緩く長く続き、斜めに配置された短い向こう正面を走った後に、3コーナーの入り口で内回りコースと合流するようなレイアウトとなっています。有馬記念が行われる2500mコースなど外回りコースからスタートするレースでは、コーナーまでの距離が短いため、スタート後外枠不利の傾向が強くなります

同じ芝コースでもコース形状が大きく異なるため、枠順や出走馬の適性を見極めることが重要になります。

3
中山競馬場の特徴と傾向

持久力と戦略が勝利への鍵

中山競馬場では、直線が短く高低差があるため、瞬発力勝負になりにくい傾向があります。

そのため、持久力に優れた馬や、早めに仕掛けて先行する馬が有利になります。

東京競馬場と比較してみると、東京競馬場は基本的に1コースのみで、直線も525.9mと長く、スピードや瞬発力が重視されます。

中山競馬場とは求められる能力が異なってくるため、東京競馬場では結果が奮わなかった馬が中山競馬場では好成績を残す、ということも珍しくありません

また、急坂でのペース配分や位置取りなど騎手の戦略も重要となってくる競馬場です。ゴール直前まで何が起こるかわからない、手に汗握るレース展開が中山競馬場の魅力と言えるでしょう。

2024年 中山競馬場で開催される重賞レース一覧

重賞レース一覧(クリックで開く)
レース名性齢コース
GⅢ中山金杯4歳以上芝2,000m
GⅢフェアリーS3歳牝芝1,600m
GⅢ京成杯3歳芝2,000m
GⅡアメリカJCC4歳以上芝2,200m
GⅡ中山記念4歳以上芝1,800m
GⅢオーシャンS4歳以上芝1,200m
GⅡ弥生賞3歳芝2,000m
GⅢ中山牝馬S4歳以上牝芝1,800m
GⅢフラワーC3歳牝芝1,800m
GⅡスプリングS3歳牡・牝芝1,800m
GⅡ日経賞4歳以上芝2,500m
GⅢマーチS4歳以上ダ1,800m
GⅢダービー卿チャレンジT4歳以上芝1,600m
GⅡニュージーランドT3歳牡・牝芝1,600m
J・GⅠ中山グランドジャンプ4歳以上障4,250m
GⅠ皐月賞3歳牡・牝芝2,000m
GⅡ紫苑S3歳牝芝2,000m
GⅢ京成杯オータムH3歳以上芝1,600m
GⅡセントライト記念3歳芝2,200m
GⅡオールカマー3歳以上芝2,200m
GⅠスプリンターズS3歳以上芝1,200m
GⅡステイヤーズS3歳以上芝3,600m
GⅢカペラS3歳以上ダ1,200m
GⅢターコイズS3歳以上牝芝1,600m
J・GⅠ中山大障害3歳以上障4,100m
GⅠ有馬記念3歳以上芝2,500m
GⅠホープフルS2歳牡・牝芝2,000m

中山競馬場の芝コース特徴

中山競馬場 芝1200m外回り の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 外回りコースの向こう正面入り口からスタートする、ワンターンのコース。
  • 3コーナーまでの距離は約250mと短く、内枠有利の傾向が強くなっている
  • スタート地点は下り坂の途中となっており、内回りコースと合流する3コーナーまで下り坂が続く。そのため、コーナーまでの距離が短いながらもペースは極端に落ち着くことはなく、ミドルペースとなりやすい
  • 最終直線では急坂が待ち受けているが、最終直線が短くペースもミドルペースとなることが多いため、基本的には逃げ馬・先行馬が好成績の傾向がある。

中山競馬場 芝1600m外回り の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 1コーナー横のポケットからスタートし、外回りコースを回るコース。
  • スタート後250m弱で緩やかで長い外回り2コーナーを迎えるため、外枠からはポジションを確保しにくく、内枠が有利となりやすい
  • スタート後、3コーナーまでの長い距離は下り坂が続く。しかし、コーナーが占める割合が高く向こう正面も短いため、ペースは上がらずややスローペースとなりやすい
  • ペースが落ち着きやすく最終直線の距離も短いため、逃げ馬・先行馬が好成績となっている。

中山競馬場 芝1800m内回り の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 正面スタンド前半ばあたりからスタートし、内回りコースを1周回る。
  • スタート直後に急坂があり、1コーナーまでの距離も約200mと短い。さらに1コーナーから2コーナー半ばまで再度上り坂があるため、前半はペースが上がらずスローペースとなりやすい
  • 最終直線も短いため、スローペースと相まって逃げ馬・先行馬が好成績の傾向があるが、急坂を2回走るタフなレースとなるため、1200mコースや1600mコースと比べると差し馬にもチャンスが生まれやすい
  • また1コーナーまでの距離の短さと急坂の存在により、コーナーまでに外枠からポジションを確保しにくく、内枠有利の傾向となっている

中山競馬場 芝2000m内回り の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 正面スタンド前の4コーナー出口付近からスタートし、内回りコースを1周する。
  • スタート後200mほど進んだ先に急坂があり、その坂を上りきった後も1コーナーから2コーナー半ばまで上り坂がある。そのため1800mコースと同様に前半はペースが上がらずミドルペースからスローペースとなりやすい
  • 最終直線も短いため、スローペースと相まって逃げ馬・先行馬が好成績の傾向があるが、急坂を2回走るタフなレースとなるため、1800mコースと同様に差し馬にもチャンスが生まれやすい
  • 1コーナーまでの距離は400mほどあるため、必ずしも内枠有利とはならず、中枠からもポジション確保が可能であり好成績となっている。この点は1800mコースと異なる点となる。

中山競馬場 芝2200m外回り の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 正面スタンド前4コーナー出口からスタートし、外回りコースを1周回る。
  • 内回り2000mコースとほぼ同位置からのスタートとなる。
  • スタート後200mほど進んだ先に急坂があり、その坂を上りきった後も1コーナーから2コーナー半ばまで上り坂がある。その後外回りコースへ入り、3コーナー付近まで下り坂が続く。そのため前半は上り坂によりペースが上がらずスローペースとなりやすい
  • 外回りの下り坂から緩やかに3コーナーに入るためスピードに乗りやすく、最終直線の短さもあり、逃げ馬・先行馬が好成績となっている
  • 1コーナーまでの距離は430mほどあり、外枠からもポジションを確保するには十分な距離がある。また外回りコースのため直線に近い緩やかなカーブも多く、中山競馬場芝コースで珍しく外枠が好成績となっているコースである。

中山競馬場 芝2500m内回り の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
(データ不足)

好成績な脚質
(データ不足)

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向
(データ不足)

このコースの傾向
  • 年末の有馬記念が開催されることで有名なコースである。
  • 外回りコース向こう正面からスタートするが、その後は内回りコースを回る
  • スタート後すぐに3コーナーを迎えるため、外枠からではポジションの確保が困難なため、外枠が非常に不利なコースとしても知られている。
  • 下り坂の途中からスタートし200mほど下り坂が続く。1周目の正面スタンド前で急坂を上り、1コーナーから2コーナーにかけてさらに上り坂がある。その後は3コーナー付近まで内回りコースを下り、最終直線で再度急坂を駆け上がる、アップダウンの多いタフなコースとなっている。
  • ペースは落ち着きやすいコースではあるものの、アップダウンの多いタフなコースであるために必ずしも逃げ馬・先行馬が有利とはならず、4コーナー付近で後方から位置を上げた馬の好走も多い

中山競馬場 芝3600m内回り の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 正面スタンド前、4コーナー出口から少し進んだ先からスタートし、内回りコースを2周回る。
  • JRAの全競馬場で最長距離のコースとなり、年末のステイヤーズステークスでのみ使用されるコース。
  • スタート後すぐに1度目の直線の急坂を迎える。その後1~2コーナーにかけて再度上り坂があり、上り終えるとその直後から3コーナー付近まで下り坂が続く。この高低差の大きいアップダウンを2回繰り返し、最後にゴール前に3度目の急坂を上る、非常にタフなコースとなっている
  • アップダウンの激しい超長距離コースであるため、基本的にかなりのスローペースとなる
  • スローペースと最終直線の短さにより逃げ馬が有利な傾向となってはいるものの、コースのタフさから最後の直線で前を行く馬の脚が止まってしまい、差し馬が差し切る場面も見られる
  • 枠番としては中枠~外枠の馬が好成績となっている。

中山競馬場のダートコース特徴

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中山競馬場 ダート1200m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

スタート足場

☑ 芝コース  □ ダートコース

このコースの傾向
  • 向こう正面の2コーナー奥からスタートする、ワンターンのコース。
  • 中山競馬場のダートコースで唯一、芝スタートとなっている
  • 最初のコーナーまでは約500mと非常に長く、また外枠の馬はスタート後に芝の上を長く走ることができスピードに乗りやすいため、内枠不利・外枠有利となっている
  • スタート後、コーナーまでの距離が長いことに加えて下り坂となっているため、レース前半はペースが上がりやすい。そのため基本的にハイペースとなる
  • 最終直線の長さは約300mほどと短く、逃げ馬・先行馬が好成績となっている

中山競馬場 ダート1800m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

スタート足場

□ 芝コース  ☑ ダートコース

このコースの傾向
  • 正面スタンド前、4コーナー出口付近スタートし、コースを1周回る。
  • スタート後まもなく、1回目の急坂を駆け上がり、その後1コーナーから2コーナー半ばにかけてさらに上り坂がある。そのため、1200mコースほどのハイペースにはなりにくく、ミドルペースからややハイペースとなりやすい。
  • 最初のコーナーまでは375mほどあり、外枠からでも十分ポジションを確保できるため、道中で砂を被らずレースを進めることが可能な外枠有利の傾向となっている
  • 最終直線の距離が約300mと短く、1200コースと同様に逃げ・先行馬有利の傾向が強い

中山競馬場 ダート2400m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

スタート足場

□ 芝コース  ☑ ダートコース

このコースの傾向
  • 向こう正面中ほどからスタートし、コースを1周半回る。
  • スタートから3コーナー付近までは下り坂となっているが、その後高低差の大きい中山競馬場のコースを1周回ったうえで最終直線でも2回目の急坂を上る必要があり、タフなコースとなるため、前半はそこまでペースは上がらずミドルペースとなりやすい
  • 最初のコーナーまでの距離は約200mと短いものの、下り坂を利用して外枠から前へ押していくことも可能であり、砂を被らずストレスなく走ることが可能となる外枠が有利な傾向となっている
  • ペースが速くなりにくいことに加え、最終直線が短いため、基本的には前でレースを運んだ馬が好成績となっている。しかし、アップダウンの激しい長距離コースであるため、1200mや1800mのコースと比べると若干逃げ馬の成績は下がっている

中山競馬場 ダート2500m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
(データ不足)

好成績な脚質
(データ不足)

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向
(データ不足)

スタート足場

□ 芝コース  ☑ ダートコース

このコースの傾向
  • 向こう正面の2コーナー出口から少し進んだ先からスタートし、コースを1周半回る。
  • 2400mコースのスタートから100m後ろに下がったコースのため、基本的な傾向は2400mコースと同様となる。
  • 最初のコーナーまでの距離は300mほどあり、2400mコースと比べると外枠有利の傾向が強くなっている
  • アップダウンの激しい長距離コースであるため、ペースはミドルペースからややスローペースとなりやすい
  • 最終直線の短さもあり、基本的には先行馬有利のコースだが、タフなコース設計のため逃げ馬の成績はあまり奮わず、差し馬の好走も見られる

コースの特徴を把握して馬券戦略を組み立てる

中山競馬場の各コースの特徴、有利な馬番・脚質について解説しました。

コースによる有利・不利を把握した上で、勝率が高い馬や期待値の高い馬を予想し、馬券購入に活かしましょう。

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あぼかど
あぼかど
回収率100%越えの独自の競馬指数を作成し、馬券の自動購入をしています。

大学で学んだ統計学の知識を基に過去のレースデータを分析し、独自指数の作成と、その指数を用いた購入対象の判定ロジックを5か月間かけて構築しました。
現在はPCが自動で情報を取得し、馬券購入まで行ってくれる仕組みを作り、完全自動化を実現することで、趣味と家庭を両立させています。
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