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競馬の斤量とは?決まり方と着順への影響|同じ人気どうしで比べた中央競馬の実測

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記事タイトル「競馬の斤量とは?決まり方と着順への影響|同じ人気どうしで比べた中央競馬の実測」の文字と、晴れた秋の中央競馬の芝コースで内ラチ沿いを駆ける競走馬たちを、芝の地面すれすれの低い位置から描いた画像

「斤量とは何のことか」「斤量が重い馬は不利なのか」と気になっている方に向けて、このページでは、斤量の決まり方を公式の決まりで確かめ、着順との関係を、同じ人気どうしで比べた中央競馬のデータで見ました。

先に答えを言うと、斤量(負担重量)は、騎手と鞍などを合わせて馬が背負う重さです。中央競馬では、馬齢重量・定量・別定・ハンデキャップの4つの決まり方があり、2023年度に2歳の馬齢重量・別定の基礎の重さ・最低負担重量が1kgずつ引き上げられました(3歳の馬齢重量は2024年度から)。2021年6月から5年間(16,628レース)の中央競馬で、レースの平均より斤量が重い馬と軽い馬の勝率は、そのまま比べると7.77%と6.22%ですが、同じ人気・同じクラスどうしで比べた差は0.0%(95%の幅は−0.2〜+0.2%)で、差があるとは言えませんでした。3着以内に入った割合は、そのままでは重い側23.4%・軽い側18.5%で、同じ人気・同じクラスどうしでは重い側が1.1%(95%の幅は+0.7〜+1.4%)高い結果でした。ただし、軽い側には牡馬と一緒に走る牝馬や、古馬と一緒に走る3歳馬が入りやすく、性別や年齢の条件までそろえると、この3着以内の差は小さくなります。人気には、ファンが斤量を見て評価した分も入っているので、勝率の差が小さいことだけで斤量が効かないとは言えず、人気に織り込まれているとも読めます。

※この記事の集計は、中央競馬(JRA)のレースを対象にしています。

この記事を書いている競馬AIナビは、中央競馬と地方競馬のAIの予想指数を、レースの前日に公開している運営者です。この記事では、出馬表に必ず載る斤量について、公式の決まりと実際のレースの数字を確かめます。

  • 対象:中央競馬(JRA)の平地のレース(芝・ダート)で、単勝人気が付いた馬(出走取消と競走除外を除く)
  • 期間:2021年6月から5年間(16,628レース・229,808頭)
  • データ:JRA(日本中央競馬会)のレースを、当サイトが独自に集計
  • 斤量の重い・軽い:その馬の斤量から、同じレースの馬の平均を引いた値で分けました。平均より0.25kg以上重い馬(0.5kg単位に丸めると+0.5kg以上)を「重い側」、0.25kg以上軽い馬を「軽い側」とし、その間の馬と、全馬が同じ斤量のレースは、重い側と軽い側の比べに入れていません
  • 人気:レース確定時の単勝人気(最終オッズの低い順)
  • 人気の層:1番人気・2番人気・3番人気・4〜5番人気・6〜9番人気・10番人気以下の6つ

斤量(負担重量)とは:騎手と鞍を合わせた重さ

中央競馬の芝コースで、騎手を乗せて歩く競走馬の背の鞍とゼッケン、あぶみに掛けた騎手の脚を横から寄りで描いた画像

JRAの競馬のルールでは、出走馬は「決められた負担重量(騎手、鞍などの総重量)を背負って出走しなければなりません」とされています。斤量は、この負担重量のことです。JRAの競馬用語辞典によると、初期の競馬では「80斤、90斤といった斤(0.6キロ)が単位だった」ため、今でも負担重量を斤量と呼んでいます。

斤量は、出馬表に馬ごとの数字で載っています。出馬表や競馬新聞のどこを見ればよいかは、競馬新聞の見方をまとめた記事で紹介しています。

実際のレースでは、斤量はどのくらいの重さなのでしょうか。2021年6月から5年間のうち、丸1年がそろう2022年から2025年までを見ると、平均は2022年が54.67kgで、2025年は55.68kgでした。平地の最低負担重量は50kg(オープンのレースは49kg)で、2023年以降のレースで最も軽い斤量は49kgでした。

2022年から2025年までの、中央競馬の平地の斤量の平均と、58kg以上の馬の割合を年ごとに並べたグラフ。平均は2022年54.67kg、2023年55.32kg、2024年55.65kg、2025年55.68kg。58kg以上の割合は2022年0.38%、2023年15.07%、2024年15.15%、2025年15.77%
斤量の平均と58kg以上の馬の割合(2022〜2025年)

斤量の決まり方:馬齢・定量・別定・ハンデ

晴れた秋の昼の厩舎で、並んだ馬房の扉から、毛色の違う4頭の競走馬が顔を出している画像

JRAの競馬のルールのページでは、「負担重量によるレースの種類」として、次の4つが挙げられています。

決まり方どんなレースか斤量の決め方
馬齢重量2歳と3歳の、同じ年齢の馬だけのレース年齢と性別で決まります(今は牡・せんが2歳の9月まで55kg、2歳の10〜12月56kg、3歳57kg。牝はどれも55kg)
定量別定のなかで、年齢と性別を基準に決めるレース年齢と性別ごとに決まった重さで、収得賞金では重くなりません
別定レースごとに決め方の基準があるレース基本の重さに、収得賞金や勝利度数などで重さを足します(3歳以上・4歳以上のレースの基本は、原則として5歳以上の牡・せんが平地58kg。オープンクラスなどの一部のレースは、基本の重さが別に決められています)
ハンデキャップ実績や最近の状態を考えて、勝つチャンスをそろえるレースJRAのハンデキャップ作成委員が、1頭ずつ決めます
馬齢重量・定量・別定・ハンデキャップの4つの斤量の決まり方を並べた図。馬齢重量は年齢と性別、定量は年齢と性別ごとに決まった重さ、別定は基本の重さに収得賞金や勝利度数で加える、ハンデキャップはハンデキャップ作成委員が1頭ずつ決める
斤量の4つの決まり方

JRAのルールのページには、「なお、GⅠレースは、定量または馬齢重量で行います」とも書かれています。なお、競馬施行規程では、負担重量は3種類(年齢によるもの・ハンデキャップによるもの・収得賞金などの条件で出すもの)で、定量は3つ目の中に入ります。

ハンデキャップ競走と別定戦の詳しい決まり方は、ハンデ戦と別定戦の違いをまとめた記事で紹介しています。

定量戦とは

定量戦は、別定のなかでも、馬の年齢と性別だけで斤量を決めるレースです。JRAの競馬番組では、「別定重量のうち、馬の年齢または性により定めるものを特に「定量」と記載する」とされています。収得賞金が多い馬でも重くならないので、決められる斤量は、同じ年齢・同じ性別の馬なら同じです(騎手の減量があるレースでは、そこから軽くなる馬もいます)。

3歳と古馬の差

3歳以上のレースでは、3歳馬は5歳以上の馬より、月と距離に応じて軽い斤量で走ります(年齢によるアローワンス)。例えばオープンのレースでは、1,400m未満で6月は3kg・12月は1kg、2,200m以上で6月は5kg・12月は2kg軽くなります。月が進むほど差が小さくなる仕組みです。4歳以上のレースでも、1,400m以上では1月(距離が長いほど3月まで)に、4歳馬が1kg軽くなります。なお、ハンデキャップのレースは、このアローワンスではなく1頭ずつ決まります。

夏に3歳馬が古馬と走るときの斤量差と、そのときの結果の傾向は、夏競馬で3歳馬が走る理由を、古馬との斤量差と減量騎手で見た記事でまとめています。

牝馬と騎手の減量

定量と別定の3歳以上・4歳以上のレースでは、牝馬は牡馬より2kg軽くなります(ハンデキャップのレースは1頭ずつ決まります)。2歳と3歳の同じ年齢だけのレース(馬齢重量)では、2歳の9月までは牡・せんも牝も55kgで同じですが、2歳の10〜12月は牝のほうが1kg、3歳は2kg軽くなります。

騎手にも減量があります。見習騎手(女性騎手以外)は勝利度数に応じて▲3kg・△2kg・☆1kg、女性の見習騎手は★4kg・▲3kg、見習騎手でない女性騎手は◇2kg軽くなり、出馬表ではこの記号で示されます。ただし、特別競走とハンデキャップ競走では、騎手の減量はありません。

2023年度に何が1kg上がったか

暗い色の木の作業台の上に、斤量を合わせるための鉛の板と、それを差し込む革のパッドが置かれている画像

JRAは2023年度に、「騎手の健康と福祉および将来にわたる騎手の優秀な人材確保の観点から」負担重量を引き上げました。主な変更は次のとおりです。

項目引き上げ前引き上げ後
2歳の馬齢重量(牡・せん、9月まで)54kg55kg
2歳の馬齢重量(牡・せん、10〜12月)55kg56kg
2歳の馬齢重量(牝)54kg55kg
別定の基礎の重さ(3歳以上・4歳以上の平地)57kg58kg
最低負担重量(オープンのレース)48kg49kg
最低負担重量(それ以外のレース)49kg50kg
3歳の馬齢重量(牡・せん、9月まで)56kg57kg(2024年度から)
3歳の馬齢重量(牝、9月まで)54kg55kg(2024年度から)

3歳の馬齢重量の引き上げは、JRAの発表どおり「令和6年度から」でした。

データでも、引き上げの時期に斤量が動いています。上の図1のとおり、斤量の平均は2022年の54.67kgから2023年は55.32kgへ上がり、58kg以上の馬の割合は0.38%から15.07%になりました。いちばん多い斤量は、3歳以上・4歳以上の混合戦の4歳以上の牡・せん(1勝〜3勝クラス)で2023年1月に57kgから58kgへ、3歳限定戦の牡・せんで2024年1月に56kgから57kgへ上がっています。

年をまたいで斤量の数字を比べるときは、この1kgの違い(3歳限定戦は2024年から)を入れて読むと、同じ重さの意味がそろいます。

重い斤量の馬ほど勝っている?強い馬ほど重い斤量を背負う

中央競馬のダートコースで、先頭を走る競走馬の背の上の騎手の目の高さから、馬の首と耳ごしに前の空いたコースを見た画像

まず、そのまま比べてみます。2021年6月から5年間で、レースの平均より斤量が重い側の馬の勝率は7.77%、軽い側は6.22%で、差は1.55%(95%の幅は+1.32〜+1.78%)でした。3着以内に入った割合も、重い側23.4%・軽い側18.5%で、重い側が4.9%高い結果です。

ただし、重い側には人気の馬が多く入っています。1〜3番人気の馬の割合は、いちばん軽い層では14.9%、やや重い層では24.1%でした。別定のレースでは収得賞金が多い馬ほど重くなり、ハンデキャップのレースでは実績のある馬ほど重くなるので、強い馬ほど重い斤量を背負うことが多くなります。また、軽い側には、牡馬より2kg軽い牝馬や、古馬より軽い3歳馬も入りやすくなります。

そこで、斤量差が着順にどう表れるかを見るため、人気の層・クラス・芝とダートが同じ馬どうしで比べ直しました。下の図3は、人気と芝・ダートだけをそろえた、層ごとの勝率です。

レースの平均との差で分けた斤量の5つの層ごとに、勝率をそのまま比べた値と、人気をそろえた値を並べたグラフ。そのままの勝率は軽い層5.5%からやや重い層7.9%まで上がり、いちばん重い層は6.6%。人気をそろえると7.3%、7.1%、7.3%、7.3%、6.6%。横線は95%の幅
斤量の層ごとの勝率(そのままの比べと、人気をそろえた比べ)

人気をそろえると、5つの層の勝率は6.6〜7.3%の間に収まり、そのままの比べで見えた5.5〜7.9%の開きは大きく縮まります。

そのままでは重い側7.77%・軽い側6.22%だった勝率は、人気・クラス・芝とダートをそろえると、重い側と軽い側の差が0.0%(95%の幅は−0.2〜+0.2%)で、差があるとは言えませんでした。3着以内に入った割合(そのままでは重い側23.4%・軽い側18.5%)は、そろえると重い側が1.1%(95%の幅は+0.7〜+1.4%)高い結果でした。同じ人気どうしで比べた、過去のレースで実際に起きた割合です。

勝率の差が小さいのは、人気にファンが斤量を見た評価も入っているためとも考えられ、この結果だけで斤量が効かないとは言えません。3着以内の差には、軽い側に入りやすい牝馬や3歳馬の分も入っていて、性別や年齢の条件までそろえると小さくなります(次の段で確かめています)。

同じクラス・同じ人気で比べた斤量差と着順

中央競馬の競馬場で、レースを終えて鞍を腕に抱え、場内の通路を戻る騎手たちを斜め後ろから描いた画像

クラスごとに分けて、同じ人気・芝とダートをそろえた差を並べました。各欄は、重い側の割合から軽い側の割合を引いた差です(単位は%)。差のもとになった、人気と芝・ダートをそろえた重い側と軽い側の割合は、勝率が新馬6.0%と5.6%、未勝利5.7%と5.4%、1勝クラス7.3%と7.4%、2勝クラス7.2%と8.0%、3勝クラス6.8%と7.0%、オープン7.0%と6.1%でした。3着以内は、新馬19.2%と18.4%、未勝利18.2%と16.4%、1勝クラス22.4%と21.5%、2勝クラス22.7%と22.5%、3勝クラス20.6%と20.6%、オープン20.7%と19.9%です(どちらも重い側、軽い側の順)。差は丸める前の割合で引いているため、新馬と2勝クラスの3着以内は、ここに並べた割合を引いた値と表の差が0.1ずれます。

クラス勝率の差(95%の幅)3着以内の差(95%の幅)
新馬+0.4(−0.3〜+1.2)+0.9(−0.4〜+2.1)
未勝利+0.3(−0.1〜+0.6)+1.8(+1.3〜+2.3)
1勝クラス−0.1(−0.5〜+0.3)+0.9(+0.3〜+1.5)
2勝クラス−0.8(−1.5〜−0.2)+0.1(−0.8〜+1.1)
3勝クラス−0.2(−1.0〜+0.7)0.0(−1.3〜+1.3)
オープン(リステッド・重賞を含む)+0.9(0.0〜+1.7)+0.8(−0.5〜+2.2)

クラスごとの表は、6つのクラスの勝率と3着以内の差、合わせて12の欄を並べた表です。95%の幅が0をまたぐ欄は差があるとは言えません(オープンの勝率の差は、幅の下の端が0をわずかに下回ります)。幅が0をまたがない欄も、12の欄のうちの1つとして読み、1つの欄だけを取り出すことはしていません。

芝とダートに分けても、同じ形でした。人気とクラスをそろえた重い側と軽い側の勝率は、芝6.7%と6.6%・ダート6.3%と6.4%で、勝率の差は芝+0.1%(−0.2〜+0.4%)・ダート−0.1%(−0.4〜+0.2%)です。3着以内に入った割合は、芝21.1%と19.9%・ダート19.9%と19.0%で、差は芝+1.2%(+0.7〜+1.6%)・ダート+0.9%(+0.5〜+1.4%)でした。性別・年齢の条件・混合戦と限定戦・期間を分けて確かめても、勝率の差は小さいままでした。3着以内の差は、性別や年齢の条件までそろえると小さめになり、2歳・3歳の限定戦だけでは大きめになるなど、大きさは分け方で変わりましたが、どの分け方でも重い側が高い向きでした。

この比べは、重量の種別(ハンデキャップや別定など)と騎手の減量を分けていません。軽い側には、牡馬と一緒に走る牝馬(2kg軽い)や、古馬と一緒に走る3歳馬、減量のある騎手が乗る馬が入っています。

重馬場では斤量差の影響が大きくなる?

雨が上がったあとの中央競馬の不良馬場のダートコースで、前の馬が跳ね上げる泥水を浴びながら走る競走馬を真横から描いた画像

馬場の状態(良・稍重・重と不良)ごとに、同じ人気・同じクラス・芝とダートをそろえた差を並べました。各欄は、重い側の割合から軽い側の割合を引いた差です(単位は%)。差のもとになった、人気・クラス・芝とダートをそろえた重い側と軽い側の割合は、勝率が良6.60%と6.48%、稍重6.38%と6.65%、重・不良6.33%と6.61%でした。3着以内は、良20.63%と19.46%、稍重20.24%と19.22%、重・不良19.82%と19.42%です(どちらも重い側、軽い側の順)。

馬場勝率の差(95%の幅)3着以内の差(95%の幅)
良+0.1(−0.1〜+0.4)+1.2(+0.8〜+1.6)
稍重−0.3(−0.8〜+0.3)+1.0(+0.2〜+1.8)
重・不良−0.3(−0.9〜+0.4)+0.4(−0.6〜+1.4)
馬場の状態ごとに、斤量が重い側と軽い側の差(勝率と3着以内)を並べたグラフ。0の線つき。良は勝率の差+0.1%・3着以内の差+1.2%、稍重は−0.3%・+1.0%、重・不良は−0.3%・+0.4%。横線は95%の幅
馬場の状態ごとの、重い側−軽い側の差

重・不良の差(勝率−0.3%・3着以内+0.4%)から良の差(勝率+0.1%・3着以内+1.2%)を引くと、勝率は−0.4%(95%の幅は−1.1〜+0.3%)、3着以内は−0.8%(95%の幅は−1.8〜+0.3%)でした。マイナスは、重・不良のほうが重い側にとって分の悪い向きだったことを表しますが、どちらも幅が0をまたいでいます。この期間の数では、重・不良で重い側と軽い側の差が広がるとは言えませんでした。芝とダートに分けても、3着以内の重・不良の差(芝−0.4%・ダート+0.7%)から良の差(芝+1.3%・ダート+1.0%)を引いた差の差は、芝−1.7%(95%の幅は−3.8〜+0.3%)・ダート−0.3%(95%の幅は−1.6〜+0.9%)で、どちらも幅が0をまたぎました。重・不良のレースは芝494レース・ダート1,276レースと良より少ないので、幅も広くなっています。

「斤量1kg=1馬身」はどこまで言える?

中央競馬の芝コースで、内ラチ沿いを1馬身ほどの差で続く2頭の競走馬を高い位置から見下ろした画像

「斤量が1kg(1キロ)重いと約1馬身(約0.2秒)遅れる」という目安は、競馬でよく言われる経験則です。この記事では走破タイムではなく、勝率と3着以内に入った割合で確かめています。「1kg=1馬身」は公式の決まりではない経験則で、この記事のデータでは、1kgで何馬身・何秒になるかは確かめていません。

斤量の差をポンドに直して馬の強さを比べるレーティングの考え方は、競馬のレーティングの見方をまとめた記事で紹介しています。

よくある質問

晴れた秋の牧場で、白い木の柵の手前の草地に並んで草を食む2頭の馬の画像

斤量はどのように決まるのですか?いつ、誰が決めますか?

馬齢重量・定量・別定・ハンデキャップの4つの決まり方があります。馬齢重量と定量のレースは、年齢と性別の決まりで斤量が決まります。別定のレースは、「出馬投票締切前日までの競走成績により決定」されます。ハンデキャップのレースは、JRAのハンデキャップ作成委員が1頭ずつ決めます。

斤量が軽い馬は有利ですか?

同じ人気どうしで比べるかぎり、勝率で有利とは言えませんでした。2021年6月から5年間の中央競馬(平地・16,628レース)で、レースの平均より斤量が軽い馬と重い馬の勝率は、そのまま比べると6.22%と7.77%ですが、同じ人気・同じクラスどうしで比べると、軽い馬と重い馬の勝率の差は0.0%(95%の幅は−0.2〜+0.2%)でした。3着以内に入った割合(そのままでは軽い側18.5%・重い側23.4%)は、同じ人気・同じクラスどうしでも重い側が1.1%(95%の幅は+0.7〜+1.4%)高かったものの、軽い側には牡馬と一緒に走る牝馬や、古馬と一緒に走る3歳馬が入っていて、性別や年齢の条件までそろえると、この差は小さくなります。人気には、ファンが斤量を見て評価した分も入っているので、勝率の差が小さいことだけで斤量が効かないとは言えず、人気に織り込まれているとも読めます。

斤量はどこで見られますか?

出馬表に、馬ごとの数字で載っています。騎手の減量がある場合は、▲△☆★◇の記号も付きます。出馬表や競馬新聞の見方は、競馬新聞の見方をまとめた記事をご覧ください。

牝馬は何kg軽いのですか?

定量と別定の3歳以上・4歳以上のレースでは、牝馬は牡馬より2kg軽くなります(ハンデキャップのレースは1頭ずつ決まります)。2歳と3歳の同じ年齢だけのレース(馬齢重量)では、2歳の9月までは同じ55kg、2歳の10〜12月は1kg、3歳は2kg軽くなります。

斤量の決まり方と比べ方を知って、予想指数を使ってみましょう!

この記事のポイントをまとめます。

  • 斤量(負担重量)は、騎手と鞍などを合わせて馬が背負う重さで、決まり方は馬齢重量・定量・別定・ハンデキャップの4つ
  • 2023年度に2歳の馬齢重量・別定の基礎の重さ・最低負担重量が1kgずつ上がり、3歳の馬齢重量は2024年度から上がった
  • そのまま比べると、斤量が重い側の馬のほうが勝率が高いが、強い馬ほど重い斤量を背負うことが多い
  • 2021年6月から5年間(16,628レース)で、そのままの勝率は重い側7.77%・軽い側6.22%だが、同じ人気・同じクラスどうしで比べると、勝率の差は0.0%で差があるとは言えず、3着以内(そのままでは重い側23.4%・軽い側18.5%)は重い側が1.1%高かったが、性別や年齢の条件までそろえるとこの差は小さくなる(勝率の差の小ささは、人気に織り込まれているとも読める)
  • 重・不良で、重い側と軽い側の差が広がるとは言えなかった

今週のレースの指数は、中央競馬(JRA)の予想指数のページでご覧ください。

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