地方競馬の予想指数の見方|予想勝率・複勝の指数・適正オッズの読み方

「地方競馬の予想指数のページに並ぶ数字は、何を表しているのか」と気になっている方に向けて、このページでは、地方競馬の予想指数のページの欄を1つずつ説明し、1レースの中でどう読み比べるかをまとめました。
地方競馬の予想指数のトップページ(以下、「窓口のページ」と呼びます)の「予想勝率」は、そのレースで1着になる見込みを%で表した値です。競馬場ごとのページの単勝のタブに並ぶ値と同じで、同じレースの全頭を足すと100になります。
複勝の指数は3着以内(7頭立て以下は2着以内)に入る見込みです。適正オッズと狙い目オッズは、この2つの指数から計算した目安のオッズで、単勝と複勝に1本ずつあります。
1レースの中では、予想勝率の1位が2位の何倍かを見ると、1頭が抜けているレースか、上位が近い値で並ぶレースかが分かります。
この記事は、中央競馬と地方競馬のAIの予想指数をレースの前日に公開している、競馬AIナビの運営者が書いています。
- 対象:ばんえい競馬の帯広を除く地方競馬14場の全レース
- 公開:開催日の前日の夕方
- 計算:窓口のページの説明のとおり、予想勝率も複勝の指数も「いずれもレースの前日時点で分かる情報だけで計算し、当日のオッズや結果は使いません」
- 本記事で説明するのは地方競馬の予想指数です。中央競馬の予想指数は、中央競馬(JRA)の予想指数の見方でまとめています
地方競馬の予想指数のページで分かること(窓口と競馬場ごとのページ)

地方競馬の予想指数は、2種類のページで見られます。
- 窓口のページ(地方競馬の予想指数のトップ):直近7日分の開催日の帯、その日に開催がある競馬場ごとの枠、レースごとの上位3頭と「予想勝率」、全頭の指数を見るページへの案内、競馬場のコース解説への案内が並びます
- 競馬場ごとのページ:その日のその競馬場の全レースについて、単勝・複勝・期待値(β)の3つのタブと、全頭の指数と目安のオッズの表、棒グラフが並びます
窓口のページは、当日も翌日も指数があるときは、その日のすべての競馬場の最後のレースの発走時刻から10分たつと翌日の分に切り替わります(その時点で翌日の分がまだ公開されていなければ、公開されたときに切り替わります)。当日の開催が無い日は、翌日の分が公開されると切り替わります。日付の帯から、過去の日付を選び直すこともできます。
本記事公開時点では、窓口のページと競馬場ごとのページは無料で見られます。

「予想勝率」は1着になる見込み(競馬場ごとのページでも同じ値)

窓口のページの「予想勝率」は、そのレースで1着になる見込みを%で表した値です。競馬場ごとのページの単勝のタブにも、同じ値が並びます(画面の表示は、単勝のタブが『単勝能力指数』、複勝のタブが『複勝能力指数』)。2026年10月5日の大井競馬場の1R〜10R(10レース・115頭)で、窓口に出ている上位3頭の値30個を、競馬場ごとのページの値と照らし合わせると、30個とも同じでした。
予想勝率は、同じレースの全頭を足すと100になるように計算されています。同じ日の大井の1R〜10Rでは、足した値は99.8〜100.2でした(小数第1位に丸めた分だけずれます)。
1レースの中では、1位の高さと、2位とどれだけ離れているかを見ます。例として、同じ日の大井の2つのレースで、上位の馬の予想勝率を表にまとめました。
| レース | 1位 | 2位 | 並び方 |
|---|---|---|---|
| 大井3R(8頭立て) | 53.8 | 16.3 | 1位が抜けている |
| 大井9R(13頭立て) | 23.7 | 19.4 | 3位も17.6で、上位が近い値で並ぶ |
2つのレースの選び方は、後の「1レースで読む順番(例)」で説明します。
頭数が違うレースどうしでは、1位の値も、1位と2位の差も、頭数の少ないレースほど大きく出やすくなります。比べるときは、1位が2位の何倍かを見ます。3Rは1位が2位の約3.3倍、9Rは約1.2倍です。

複勝の指数は「3着以内に入る見込み」

複勝の指数は、3着以内に入る見込みを%で表した値です。地方競馬の複勝は、地方競馬全国協会の説明のとおり「3着(出走頭数が7頭以下の場合は2着)以内に入る馬を当てる馬券」なので、7頭立て以下のレースでは2着以内に入る見込みになります。
同じレースの全頭を足すと、8頭立て以上では300、7頭立て以下では200です。実際に足した値を表にまとめました。
| レース | 全頭を足した値 |
|---|---|
| 2026年10月5日の大井の1R〜10R | 299.9〜300.1 |
| 同じ日の金沢の5頭立ての2レース | どちらも200.0 |
4頭立て以下のレースでは複勝を発売しない主催者があり、指数のページでは、複勝の目安のオッズを「-」にしています(複勝の指数は出ます)。
地方競馬の単勝と複勝の使い分けは、地方競馬の単勝と複勝の使い分けをまとめた記事で紹介しています。
適正オッズと狙い目オッズ(単勝・複勝に1本ずつ)

適正オッズと狙い目オッズは、予想勝率と複勝の指数をそれぞれ確率とみなして計算した目安のオッズで、単勝と複勝に1本ずつ、合わせて4本あります。当日のオッズが、指数の見込みに対してどれだけ高いか低いかを見るときに使います。
例えば予想勝率が40の馬なら、単勝の適正オッズは2.0倍、狙い目オッズは2.5倍です。2つのオッズの式と意味をまとめました。
- 適正オッズ:100÷(指数×1.25)=80÷指数。指数どおりの確率で、払戻率どおりに売れたときに付くオッズです
- 狙い目オッズ:100÷指数。予想した確率が正しい場合に、計算上の期待値がちょうど100%になるオッズです
どちらも小数1桁で、下限があります。下限を表にまとめました。
| オッズ | 単勝の下限 | 複勝の下限 |
|---|---|---|
| 適正オッズ | 1.3倍 | 1.1倍 |
| 狙い目オッズ | 1.6倍 | 1.2倍 |
式の値が下限より小さいときは、下限の値が表示されます。
競馬場ごとのページの表では、10倍未満のオッズが赤い太字で表示されます。2026年10月5日の大井の1R〜10Rで4本のオッズを式の値と照らし合わせると、115頭×4本の460か所のどれも式どおりでした。
地方競馬の払戻率は、主催者ごと・賭式ごとに決められています。適正オッズは、単勝・複勝の払戻率を80%として計算した目安です(狙い目オッズは払戻率を使わず、100÷指数で計算します)。
期待値(β)のタブ

競馬場ごとのページの3つ目のタブは「期待値(β)」です。このタブの表示をまとめました。
- 0が基準で、同じレースの全頭を足すと0になります(2026年10月5日の大井の1R〜10Rでも0.0)
- 棒グラフの目盛りは−50から+50です
- 適正オッズと狙い目オッズの列はありません
- 表の列の名前は「期待値指数」です
中央競馬の予想指数にも期待値指数がありますが、地方競馬の期待値(β)とそのまま比べられる値とは見なしていません。
競馬場ごとの「堅さ」は1番人気の勝率で見る

「この競馬場は1番人気が強い」といった競馬場ごとの「堅さ」は、予想指数のページには出ていません。堅さは、1番人気の勝率(人気から見た数字)で見ます。
2021年6月から5年間(67,076レース)の地方競馬14場で、1番人気の勝率を集計しました。競馬場ごとに開きがあります。
| 対象 | 1番人気の勝率 |
|---|---|
| 14場の全体 | 44.3%(95%の幅は43.9〜44.7%) |
| いちばん低い浦和 | 39.5% |
| いちばん高い金沢 | 50.0% |
| 例のレースの大井 | 40.9% |
頭数で分けると、1番人気の勝率は7頭立て以下で50.7%、15〜16頭立てで37.4%でした。頭数と1番人気の勝ちやすさの関係は、地方競馬の1番人気が中央より勝ちやすい理由と、出走頭数の関係をまとめた記事でまとめています。競馬場ごとの差にも頭数が関係していると考えられますが、浦和のように平均の頭数が全体並みでも1番人気の勝率が低い競馬場もあり、頭数だけでは説明しきれません(地方競馬14場の5年分の傾向をまとめた記事)。
予想勝率も頭数の影響を受けます。全頭を足すと100なので、1頭あたりの平均は8頭立てで12.5、13頭立てで7.7です。頭数の少ないレースほど、1頭あたりの値は上がりやすくなります。そのため、どのレースの1位がより抜けているかは、予想勝率の数字そのものではなく、1位が2位の何倍かで比べます。

中央競馬(JRA)の予想指数との違い

中央競馬と地方競馬の予想指数のページは、似た欄が並びます。違う点を表にまとめました。
| 項目 | 中央競馬(JRA)の予想指数 | 地方競馬の予想指数 |
|---|---|---|
| 最初に開くタブ | 3着以内に入る見込み | 1着になる見込み(予想勝率) |
| 1着になる見込み | 指数のページには出ない | 予想勝率(足すと100) |
| 3着以内に入る見込み | 足すと300(7頭立て以下は200) | 複勝の指数(足すと300・7頭立て以下は200) |
| 目安のオッズ | 指数のページでは複勝の2本 | 単勝・複勝の4本 |
| 期待値 | 期待値指数 | 期待値(β)のタブ(そのまま比べられる値とは見なさない) |
| 波乱度・追切評価・総合評価 | ある | 無い |
| 当日の情報を足して更新する指数 | 有料プラン(中央競馬)にある | 無い(前日の値だけ) |
| 公開 | 開催日の前日 | 開催日の前日の夕方 |
| 対象 | JRAの全レース | ばんえい競馬を除く14場の全レース |
中央競馬の予想指数の欄ごとの読み方は、中央競馬(JRA)の予想指数の見方でまとめています。
1レースで読む順番(例)

例のレースは、結果を見ずに決めた条件で選びました。選んだのは、2026年10月5日(月)に窓口のページで最初に表示された大井競馬場のレースのうち、1位の予想勝率がいちばん高いレース(3R)と、いちばん低いレース(9R)です。結果は載せていません。2つのレースは頭数が違う(8頭立てと13頭立て)ので、1位の値や差の大きさをそのまま比べず、それぞれのレースの中で、1位が2位の何倍かを見てください。
- 窓口のページで、レースの上位3頭と予想勝率を見ます。大井3Rは1位が53.8で抜けていて、大井9Rは上位3頭が23.7・19.4・17.6と近い値でした
- 競馬場ごとのページの単勝のタブで、全頭の予想勝率と順位を見ます。1位が2位の何倍にもなっているレースほど、上位に力が集まっていると言えます
- 複勝のタブで、3着以内に入る見込みの順位を見ます。大井9Rでは、複勝の指数の1位(9番・49.9)と2位(1番・49.3)がほとんど同じ値でした。単勝と複勝の使い分けは、地方競馬の単勝と複勝の使い分けをまとめた記事で紹介しています
- 当日のオッズを適正オッズや狙い目オッズと見比べて、指数の見込みに対してどれだけ高いか低いかを見ます
- 競馬場のコースの特徴は、大井競馬場のコースの特徴と枠・脚質の傾向をまとめた記事で確かめます
地方競馬の予想指数を、欄の意味を押さえて使ってみましょう!
この記事の要点をまとめます。
- 窓口のページの「予想勝率」は1着になる見込みで、競馬場ごとのページの単勝のタブと同じ値。足すと100
- 複勝の指数は3着以内(7頭立て以下は2着以内)に入る見込みで、足すと300(7頭立て以下は200)
- 適正オッズは80÷指数、狙い目オッズは100÷指数で、単勝と複勝に1本ずつ
- 期待値(β)は0が基準で、中央競馬の期待値指数とそのまま比べられる値とは見なさない
- 競馬場ごとの「堅さ」は指数のページに出ない1番人気の勝率で見て、頭数だけでは説明しきれない
今日・明日のレースの指数は、地方競馬の予想指数(ばんえい競馬を除く14場・開催日の前日に公開)でご覧ください。週末は、中央競馬(JRA)の予想指数も公開しています。当日の情報を足して更新する指数は、当サイトの有料プラン(中央競馬)で公開しています。
当サイトでは、このようなデータ分析を基に、全レース・全馬の能力や期待値を指数化し、開催日の前日の夕方に無料で公開しています。
よろしければ日々の競馬予想の参考にご覧ください!
地方競馬14場の全レース・全頭の指数を、予想勝率や適正オッズとあわせて前日に無料公開しています!>>>

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Contents
競馬初心者に向けた基礎知識の解説から、中央競馬(JRA)の競馬場ごとの特徴、そして過去のレースを統計で集計したデータ分析を紹介。
さらに独自の競馬AIを自作するためのノウハウについても解説します。

