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雨の日に人気馬の複勝を買い続けたら?|芝とダートで回収率を確かめた

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記事タイトル「雨の日に人気馬の複勝を買い続けたら?|芝とダートで回収率を確かめた」の文字と、雨のダートを泥を跳ね上げて駆ける競走馬たちの画像

雨の日に人気馬の複勝を買い続けたら、回収率はどうなるのでしょうか。

人気馬として1〜3番人気の馬を選び、その複勝で確かめます。雨の日を休んだときと、雨の日だけ買ったときを、すべてのレースで買った成績と比べます。期間は2021年6月〜2026年6月の5年で、芝とダートは最後まで分けて分析します。

分析には、当サイトの運営者が作ったソフト「競馬AI予想メーカー 馬券シミュレーター」を使っています。

そのあと、雨の日のレースの馬に条件を足し、回収率をどこまで上げられるかも試します。

調べた条件

分析期間の結果がたまたまでないかを、その前の4年半(比較期間)でも確かめました。

項目中身
分析期間2021年6月24日〜2026年6月24日(5年)
比較期間2017年1月5日〜2021年6月23日(4年半)
レース中央競馬の芝とダート(障害レースは除く)を別々に集計
買い方1〜3番人気の馬の複勝を、1頭100円ずつ
雨の日レースの時点の馬場状態(良から不良までの4段階)が、重か不良のレース
オッズと人気最終オッズ(確定オッズ)を使用

まずは芝とダートに分けて、1〜3番人気の馬の複勝を買い続けてみた

最初に、分析期間の芝のレースとダートのレースで、1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた成績を見ます。複勝は、選んだ馬が3着以内(出走が5〜7頭なら2着以内)に入れば当たる馬券です。

芝のレースで買い続けた成績

芝のレースで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
芝のレースで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
項目芝の1〜3番人気の複勝(分析期間)
買った馬24,891頭(8,297レース)
回収率82.08%
当たった馬の割合(複勝率)52.38%(13,037頭)
損益(収支)-446,080円

芝の1〜3番人気の複勝は、買った馬の半分ほどが当たり、回収率は82.08%でした。

ダートのレースで買い続けた成績

ダートのレースで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
ダートのレースで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
項目ダートの1〜3番人気の複勝(分析期間)
買った馬24,993頭(8,331レース)
回収率83.31%
当たった馬の割合52.45%(13,109頭)
損益(収支)-417,180円

ダートも、当たった馬は半分ほどで、回収率は83.31%でした。

比較期間でも、芝とダートの回収率は同じくらいだったか

芝・ダート回収率(分析期間)回収率(比較期間)買った馬(分析期間)買った馬(比較期間)
芝82.08%82.73%24,891頭22,218頭
ダート83.31%82.51%24,993頭22,566頭

JRA(日本中央競馬会)の複勝は、売上の20%が差し引かれてから払戻に回ります(払戻率80%)。芝もダートも、どちらの期間も回収率は82〜83%台で、払戻率の80%を少し上回りました。

良から不良まで、芝とダートで回収率は違うのか

馬場状態は、コースが水を含んだ度合いを、良・稍重(ややおも)・重・不良の4段階で表したものです。雨で馬場が水を含むと、芝は時計(走破タイム)がかかり、ダートは締まって時計が速くなると言われます。

芝とダートで時計の出方が違うなら、人気馬の回収率も違うかもしれません。そこで、芝とダートを馬場状態ごとに分けて分析しました。

芝とダートの馬場状態ごとに、1〜3番人気の馬を複勝で買った回収率を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
芝とダートの馬場状態ごとに、1〜3番人気の馬を複勝で買った回収率を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
芝の馬場回収率(分析期間)回収率(比較期間)レース数(分析期間)レース数(比較期間)
良82.52%82.52%6,5935,658
稍重80.79%83.54%1,2101,136
重80.74%84.17%421465
不良71.51%79.93%73147
芝全体82.08%82.73%8,2977,406

芝は不良だけが、2つの期間とも芝全体より低くなりました。ただ、分析期間は73レース(買った馬は219頭)と少なめです。

ダートの馬場回収率(分析期間)回収率(比較期間)レース数(分析期間)レース数(比較期間)
良82.96%82.57%5,4784,472
稍重84.88%82.34%1,5771,642
重83.08%80.88%867841
不良82.34%84.93%409567
ダート全体83.31%82.51%8,3317,522

ダートは重だけが、2つの期間ともダート全体より低くなりました。差は、分析期間が0.23%とわずかで、比較期間が1.63%です。

ほかの馬場状態は、芝もダートも、全体より高い期間と低い期間に分かれました。

では、重と不良を合わせた雨の日を休むと、回収率は上がるのでしょうか。

仮説1:雨の日を休めば、芝でもダートでも回収率が上がるのでは?

「雨の日は荒れるから、人気馬は信用しにくい」とよく聞きます。それが本当なら、雨の日を休むだけで回収率は上がるはずです。

そこで、芝とダートのそれぞれで、雨の日のレースを買わずに、良と稍重のレースだけで買い続けました。

芝で雨の日を休んだ成績

芝で雨の日を休んで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
芝で雨の日を休んで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)

芝は82.25%でした。

ダートで雨の日を休んだ成績

ダートで雨の日を休んで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
ダートで雨の日を休んで1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)

ダートは83.39%でした。

雨の日を休むと、すべてのレースより上がったか

買い方分析期間比較期間
芝のすべてのレース82.08%(24,891頭)82.73%(22,218頭)
芝で雨の日を休む82.25%(23,409頭)82.69%(20,382頭)
ダートのすべてのレース83.31%(24,993頭)82.51%(22,566頭)
ダートで雨の日を休む83.39%(21,165頭)82.51%(18,342頭)

すべてのレースと比べると、芝は分析期間で0.17%高く、比較期間で0.04%低くなりました。ダートは分析期間で0.08%高く、比較期間は差がありません。差は、どれも1%未満です。

芝もダートも、雨の日を休んでも、回収率はすべてのレースとほぼ同じでした。

仮説2:雨の日だけ買うと、芝でもダートでも回収率が下がるのでは?

雨の日のレースは数が少ないので、休んでも全体の回収率は動きにくくなります。そこで、芝とダートのそれぞれで、雨の日のレースだけで買い続けました。

芝の雨の日だけ買った成績

芝の雨の日だけ1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
芝の雨の日だけ1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)

芝の雨の日だけ買うと、分析期間の回収率は79.37%で、80%を下回りました。

ダートの雨の日だけ買った成績

ダートの雨の日だけ1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
ダートの雨の日だけ1〜3番人気の馬の複勝を買い続けた分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)

ダートの雨の日だけ買っても、回収率は82%台でした。

雨の日だけ買うと、すべてのレースより下がったか

買い方分析期間比較期間
芝のすべてのレース82.08%(24,891頭)82.73%(22,218頭)
芝の雨の日だけ79.37%(1,482頭)83.15%(1,836頭)
ダートのすべてのレース83.31%(24,993頭)82.51%(22,566頭)
ダートの雨の日だけ82.84%(3,828頭)82.51%(4,224頭)

すべてのレースと比べると、芝は分析期間で2.71%低く、比較期間で0.42%高くなりました。ダートは分析期間で0.47%低く、比較期間は差がありません。

「雨の日は荒れる」が本当かを見るため、当たった馬の割合も比べました。

買い方当たった馬の割合(分析期間)当たった馬の割合(比較期間)
芝のすべてのレース52.38%52.62%
芝の雨の日だけ47.91%50.60%
ダートのすべてのレース52.45%51.85%
ダートの雨の日だけ52.32%51.21%

芝の雨の日だけは、すべてのレースより、当たった馬の割合が分析期間で4.47%、比較期間で2.02%低くなりました。人気馬の複勝が、どちらの期間も当たりにくくなっています。それでも、回収率がそろって下がったわけではありません。どちらの期間も、当たった馬の複勝の配当が、平均して高くなったことになります。

ダートの雨の日は、当たった馬の割合の差も1%未満です。

芝もダートも、雨の日だけ買っても、回収率が2つの期間そろってすべてのレースより下がることはありませんでした。

次のグラフは、3つの買い方の回収率を、芝とダートに分けて比べたものです。

1〜3番人気の複勝の回収率を、3つの買い方と芝・ダートで比べた棒グラフ(2017年1月〜2026年6月)
1〜3番人気の複勝の回収率を、3つの買い方と芝・ダートで比べた棒グラフ(2017年1月〜2026年6月)

雨の日だけ買った芝は期間で高低が分かれ、ほかの買い方はすべてのレースと同じくらいの回収率でした。

次は、雨の日のレースに絞ったうえで、条件を足していきます。

仮説3:雨の日でも、若い馬なら回収率が上がるのでは?

ここからは、雨の日のレースの1〜3番人気の馬に、条件を足していきます。条件は、次の決まりで足します。

  • 区切りを選ぶ:2つの期間とも絞る前より高く、どちらも300頭以上いること
  • 範囲を広げる:隣の区切りを加えても、2つの期間とも絞る前より高いままであること
  • 条件を足す:2つの期間とも、絞る前より回収率が上がること

この決まりの流れを、図で示します。

絞り方の決まりの図。区切りを選ぶ・範囲を広げる・条件を足すの順に上から下へ進み、それぞれの手順の下に決まりを書いた
絞り方の決まりの図。区切りを選ぶ・範囲を広げる・条件を足すの順に上から下へ進み、それぞれの手順の下に決まりを書いた

300頭に届かない区切りは、数が少なく、たまたま高く出ることがあります。

芝の雨の日を馬齢で分けると

芝の雨の日の1〜3番人気の馬を、馬齢ごとに分けました。

芝の雨の日の1〜3番人気の馬の、馬齢ごとの勝率・複勝率・馬の数を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
芝の雨の日の1〜3番人気の馬の、馬齢ごとの勝率・複勝率・馬の数を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
馬齢回収率(分析期間)回収率(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
2歳80.53%87.35%282450
3歳80.95%81.45%700736
4歳72.71%86.68%313368
5歳81.54%74.28%136210
6歳90.54%88.68%3761
7歳70.90%34.00%1110
8歳以上90.00%160.00%31
芝の雨の日だけ(絞る前)79.37%83.15%1,4821,836

芝の馬齢には、2つの期間とも絞る前より高く、300頭以上いる区切りがありませんでした。

馬齢結果
2歳2つの期間とも絞る前を上回りましたが、分析期間は282頭で、300頭に届きません
3歳と4歳絞る前より高い期間と低い期間に分かれました
5歳以上2つの期間とも300頭に届きません

雨の日の芝は、回収率が2つの期間とも上がる馬齢がどれも分析期間で300頭に届かず、枠番の分析へ進みます。

ダートの雨の日を馬齢で分けると

ダートも、雨の日の1〜3番人気の馬を馬齢ごとに分けました。

ダートの雨の日の1〜3番人気の馬の、馬齢ごとの勝率・複勝率・馬の数を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
ダートの雨の日の1〜3番人気の馬の、馬齢ごとの勝率・複勝率・馬の数を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
馬齢回収率(分析期間)回収率(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
2歳88.51%80.54%405462
3歳84.88%83.64%2,2012,282
4歳77.68%80.48%847935
5歳76.17%83.49%280406
6歳77.73%82.70%75111
7歳70.00%73.33%1324
8歳以上81.42%90.00%74
ダートの雨の日だけ(絞る前)82.84%82.51%3,8284,224

ダートの馬齢で、2つの期間とも絞る前より高く、300頭以上いたのは3歳だけでした。

馬齢結果
2歳分析期間だけ上回りました
4歳2つの期間とも絞る前を下回りました
5歳比較期間だけ上回りましたが、分析期間は300頭に届きません
6歳以上2つの期間とも300頭に届きません

そこで、3歳に隣の区切りを1つずつ加えました。

  • 2歳と4歳は、どちらを3歳に加えても、2つの期間とも絞る前を上回ります
  • 馬の数が多い4歳を先に加えました
  • さらに2歳か5歳を加えると、どちらかの期間で絞る前を下回るので、3〜4歳で止めました
馬齢を3〜4歳にしたときの馬の数・勝率・複勝率の表(ダートの雨の日の1〜3番人気・2021年6月〜2026年6月)
馬齢を3〜4歳にしたときの馬の数・勝率・複勝率の表(ダートの雨の日の1〜3番人気・2021年6月〜2026年6月)

3〜4歳に絞った成績です。

ダートの雨の日の1〜3番人気の馬を3〜4歳に絞った分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
ダートの雨の日の1〜3番人気の馬を3〜4歳に絞った分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
絞り方分析期間比較期間
ダートの雨の日だけ82.84%(3,828頭)82.51%(4,224頭)
+馬齢3〜4歳82.89%(3,048頭)82.72%(3,217頭)

上がり方は、分析期間が0.05%、比較期間が0.21%で、どちらもわずかです。

決まりどおり3〜4歳を残して、枠番の分析へ進みます。雨の日のダートは、3〜4歳に絞ると回収率が2つの期間ともわずかに上がりました。

仮説4:雨の日の芝は内枠、ダートは外枠なら回収率が上がるのでは?

一般に、コースや馬場による有利・不利(トラックバイアス)として、芝は内枠、ダートは外枠が有利と言われます。

この言い方が雨の日にも当てはまるかを、枠番ごとに分けて分析しました。1枠がいちばん内側、8枠がいちばん外側です。

雨の日の芝は、1枠ずつに分けると、どの枠も300頭に届きません。仮説4は内と外の違いを見るので、芝もダートも1〜4枠を内枠、5〜8枠を外枠として比べます。

芝は内枠なら上がるのか

芝の雨の日の1〜3番人気の馬を、枠番ごとに分けて分析しました。

芝の雨の日の1〜3番人気の馬の、枠番ごとの勝率・複勝率・馬の数を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
芝の雨の日の1〜3番人気の馬の、枠番ごとの勝率・複勝率・馬の数を分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
枠番回収率(分析期間)回収率(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
1枠90.13%81.48%149175
2枠66.72%86.52%165207
3枠75.08%81.26%171213
4枠76.90%75.27%168216
5枠73.67%89.95%196245
6枠83.67%88.39%185218
7枠87.00%79.00%227272
8枠80.36%83.20%221290
内枠(1〜4枠)76.88%81.06%653811
外枠(5〜8枠)81.34%84.81%8291,025
芝の雨の日だけ(絞る前)79.37%83.15%1,4821,836

分析の結果、内枠は2つの期間とも絞る前を下回り、外枠は2つの期間とも上回っています。そこで、芝は外枠(5〜8枠)に絞りました。

枠番を5〜8枠にしたときの馬の数・勝率・複勝率の表(芝の雨の日の1〜3番人気・2021年6月〜2026年6月)
枠番を5〜8枠にしたときの馬の数・勝率・複勝率の表(芝の雨の日の1〜3番人気・2021年6月〜2026年6月)

芝の外枠の馬は、複勝率は上がりましたが、勝率は下がりました。勝率は18.5%で、絞る前は19.1%です。

外枠に絞った成績です。

芝の雨の日の1〜3番人気の馬を外枠に絞った分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
芝の雨の日の1〜3番人気の馬を外枠に絞った分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
絞り方分析期間比較期間
芝の雨の日だけ79.37%(1,482頭)83.15%(1,836頭)
+内枠(1〜4枠)76.88%(653頭)81.06%(811頭)
+外枠(5〜8枠)81.34%(829頭)84.81%(1,025頭)

外枠に絞ると、回収率は分析期間で1.97%、比較期間で1.66%上がりました。

芝では、内枠ではなく外枠に絞ると、回収率が上がりました。

ダートは外枠なら上がるのか

ダートは、雨の日の3〜4歳まで絞った馬を、枠番ごとに分けています。

ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳の馬を、枠番ごとに分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳の馬を、枠番ごとに分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
枠番回収率(分析期間)回収率(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
1枠84.68%82.01%267308
2枠85.67%77.94%305369
3枠84.16%83.66%336368
4枠81.93%87.69%361407
5枠78.23%81.75%424434
6枠85.71%87.46%441415
7枠75.71%77.96%450438
8枠88.36%83.03%464478
内枠(1〜4枠)84.00%82.99%1,2691,452
外枠(5〜8枠)82.09%82.50%1,7791,765
3〜4歳(絞る前)82.89%82.72%3,0483,217

分析の結果、3〜4歳のダートでは、外枠は2つの期間とも絞る前を下回り、内枠は2つの期間とも上回りました。

1枠ずつ見ると、3枠・6枠・8枠は2つの期間とも絞る前を上回っています。外枠には、2つの期間とも下回る5枠と7枠が入るため、外枠をまとめると絞る前を下回りました。

そこで、ダートは内枠(1〜4枠)に絞りました。

1〜4枠にしたときの馬の数・勝率・複勝率の表(ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳・2021年6月〜2026年6月)
1〜4枠にしたときの馬の数・勝率・複勝率の表(ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳・2021年6月〜2026年6月)

内枠に絞った成績です。

ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳の馬を内枠に絞った分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)
ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳の馬を内枠に絞った分析結果の画面(2021年6月〜2026年6月)

内枠に絞った回収率は84.00%で、ダートの絞り方の中でいちばん高くなりました。

絞り方分析期間比較期間
ダートの雨の日・3〜4歳(絞る前)82.89%(3,048頭)82.72%(3,217頭)
+内枠(1〜4枠)84.00%(1,269頭)82.99%(1,452頭)
+外枠(5〜8枠)82.09%(1,779頭)82.50%(1,765頭)

内枠に絞ると、回収率は分析期間で1.11%、比較期間で0.27%上がりました。上がり方は、2つの期間とも芝の外枠より小さくなっています。

ダートの3〜4歳では、外枠ではなく内枠に絞ると、回収率が少し上がりました。

雨の日に高かった枠は、芝とダートでどう違ったか

雨の日に回収率が高かった枠をまとめます。

芝・ダート高かった枠
芝外枠(5〜8枠)が、2つの期間とも内枠より高くなりました
ダート3〜4歳に絞った馬では、内枠(1〜4枠)が、2つの期間とも外枠より高くなりました

内と外の2つに分けると、どちらも、ふだん有利と言われる枠とは反対の側です。

トラックバイアスの解説記事では、馬場が悪くなるほど芝は外枠が好成績になると説明しています。ダートは、馬場が悪くなるにつれて内枠が好成績になり、不良では内外の差がなくなるとしています。

芝の外枠も、3〜4歳のダートの内枠も、この説明と同じ側でした。雨の日は、芝は内枠ではなく外枠に絞ると回収率が上がり、3〜4歳のダートは外枠ではなく内枠に絞ると少し上がっています。

仮説5:雨の日でも、前走から日が浅い馬なら回収率が上がるのでは?

前のレースから何日あいたか(前走間隔)で分けて、分析しました。

芝の外枠の馬を前走間隔で分けると

芝の雨の日の1〜3番人気・外枠の馬を、前走間隔ごとに分けました。

芝の雨の日の1〜3番人気・外枠の馬を、前走間隔ごとに分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
芝の雨の日の1〜3番人気・外枠の馬を、前走間隔ごとに分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)

芝は、前走の記録がある馬(736頭・873頭)と比べます。

前走間隔回収率(分析期間)回収率(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
6日以下170.00%0.00%62
7〜13日77.43%89.64%3928
14〜27日79.30%86.71%230265
28〜55日86.23%81.34%186260
56〜90日78.31%91.79%172195
91〜181日76.50%74.08%8398
182日以上75.00%75.20%2025
前走の記録がある馬81.03%84.40%736873
前走の記録が無い馬83.76%87.17%93152
外枠の馬全体(絞る前)81.34%84.81%8291,025

芝の外枠を前走間隔で分けると、どの区切りも、2つの期間とも300頭未満でした。

雨の日の芝の外枠は、前走から日が浅い馬では、回収率が2つの期間とも上がる区切りがなく、外枠までを条件にします。

ダートの3〜4歳・内枠の馬を前走間隔で分けると

ダートも、雨の日の1〜3番人気・3〜4歳・内枠の馬を、前走間隔ごとに分けました。

ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳・内枠の馬を、前走間隔ごとに分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
ダートの雨の日の1〜3番人気・3〜4歳・内枠の馬を、前走間隔ごとに分析したグラフ(2021年6月〜2026年6月)
前走間隔回収率(分析期間)回収率(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
6日以下58.00%77.00%510
7〜13日77.47%100.84%8795
14〜27日78.11%85.00%509666
28〜55日90.07%78.34%277296
56〜90日93.94%88.67%223188
91〜181日85.12%65.57%125131
182日以上85.00%97.02%3037
内枠の馬全体(絞る前)84.00%82.99%1,2691,452

ダートの前走間隔で300頭以上いたのは14〜27日だけで、上回ったのは比較期間だけです。2つの期間とも上回った56〜90日と182日以上は、どちらも300頭に届きません。

雨の日のダートは、前走から日が浅い馬では、回収率が2つの期間とも上がる区切りがなく、3〜4歳・内枠までを条件にします。

条件を足すたびに、回収率はどう変わったか

次のグラフは、雨の日の絞り方ごとの回収率を、すべてのレースとあわせて比べたものです。

1〜3番人気の複勝の回収率を、雨の日の絞り方ごとに芝とダートで比べた棒グラフ(2017年1月〜2026年6月)
1〜3番人気の複勝の回収率を、雨の日の絞り方ごとに芝とダートで比べた棒グラフ(2017年1月〜2026年6月)
芝の絞り方分析期間比較期間
(参考)芝のすべてのレース82.08%(24,891頭)82.73%(22,218頭)
芝の雨の日だけ79.37%(1,482頭)83.15%(1,836頭)
+外枠(5〜8枠)81.34%(829頭)84.81%(1,025頭)

芝で残した条件は、外枠の1つだけです。すべてのレースと比べると、分析期間で0.74%低く、比較期間で2.08%高くなりました。

ダートの絞り方分析期間比較期間
(参考)ダートのすべてのレース83.31%(24,993頭)82.51%(22,566頭)
ダートの雨の日だけ82.84%(3,828頭)82.51%(4,224頭)
+馬齢3〜4歳82.89%(3,048頭)82.72%(3,217頭)
+内枠(1〜4枠)84.00%(1,269頭)82.99%(1,452頭)

ダートで残した条件は、馬齢と枠番の2つです。すべてのレースと比べると、分析期間で0.69%、比較期間で0.48%高く、差は1%未満です。

年ごとに見ると、どうだったか

条件を足し終えた買い方を、年ごとに分けて見ます。2017年〜2021年6月が比較期間、2021年6月からが分析期間です。

芝の雨の日・外枠

芝の雨の日の外枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
芝の雨の日の外枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
芝の雨の日の外枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月〜2026年6月)
芝の雨の日の外枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月〜2026年6月)
年回収率買った馬
2017年76.73%217
2018年90.53%132
2019年81.13%194
2020年87.26%332
2021年(6月まで)90.80%150
2021年(6月から)80.63%64
2022年75.32%124
2023年83.37%303
2024年81.49%194
2025年83.70%135
2026年(6月まで)62.22%9
比較期間の合計84.81%1,025
分析期間の合計81.34%829

ダートの雨の日・3〜4歳・内枠

ダートの雨の日の3〜4歳・内枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
ダートの雨の日の3〜4歳・内枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
ダートの雨の日の3〜4歳・内枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月〜2026年6月)
ダートの雨の日の3〜4歳・内枠まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月〜2026年6月)
年回収率買った馬
2017年78.13%272
2018年79.75%280
2019年86.76%256
2020年83.35%400
2021年(6月まで)87.58%244
2021年(6月から)97.96%108
2022年77.76%263
2023年84.86%352
2024年82.75%207
2025年81.98%227
2026年(6月まで)88.93%112
比較期間の合計82.99%1,452
分析期間の合計84.00%1,269

表の年ごとの行では、馬の数がいちばん多い行でも芝332頭・ダート400頭と少なく、回収率の上下も大きめです。ダートは2019年から、2022年を除くどの年も80%を超えています。

この記事の数字について

回収率は、戻ってきた額の合計÷買った額の合計です(取消などで返ってきた分は除く)。

データは、JRAのレースを当サイトが独自に集計しました。

雨の日は、芝とダートを分けて見てみましょう!

雨の日だけ買うより、芝は外枠、ダートは3〜4歳の内枠に絞ると回収率が上がりました。雨の日だけ買うと、芝は期間で高低が分かれ、ダートはすべてのレースとほぼ同じでした。

芝の雨の日だけ買うと、すべてのレースより、分析期間は2.71%低く、比較期間は0.42%高くなっています。当たりにくい一方、当たったときの配当は平均して高くなりました。

すべてのレースと比べると、芝の外枠は期間で高低が分かれ、ダートの3〜4歳・内枠は2つの期間ともほぼ同じでした。

ここからは、ご自身の予想の考え方や、当サイトのほかの検証記事の結果も組み合わせてみましょう。回収率をさらに上げる条件を探してみてください。

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よくある質問

雨の日を休むと、人気馬の複勝の回収率は変わりますか?

1〜3番人気の馬の複勝は、雨の日を休んでも、芝とダートの両方で回収率がほぼ変わりませんでした。2021年6月〜2026年6月では、芝は82.08%から82.25%、ダートは83.31%から83.39%になりました。2017年1月〜2021年6月でも、差は1%未満です。

雨の日の芝とダートで、人気馬の複勝の回収率は違いますか?

雨の日だけ買ったときに、芝とダートのどちらが高いかは、2つの期間で入れ替わりました。2021年6月〜2026年6月は芝79.37%・ダート82.84%でした。2017年1月〜2021年6月は芝83.15%・ダート82.51%です。芝の雨の日は、当たった馬の割合が2つの期間とも低い一方、当たったときの配当は平均して高くなりました。

雨の日の芝とダートで、内枠と外枠ではどちらの回収率が高かったですか?

芝の雨の日は、外枠(5〜8枠)のほうが2つの期間とも高くなりました。2021年6月〜2026年6月は外枠81.34%・内枠76.88%でした。2017年1月〜2021年6月は外枠84.81%・内枠81.06%です。

ダートの雨の日は、3〜4歳に絞ると、内枠(1〜4枠)のほうが2つの期間とも高くなりました。2021年6月〜2026年6月は内枠84.00%・外枠82.09%でした。2017年1月〜2021年6月は内枠82.99%・外枠82.50%です。

この記事では、買う馬を1〜3番人気から選びました。雨の日のレースの馬を、芝は枠番、ダートは馬齢と枠番で絞っています。同じレースの馬どうしを別の目で見比べたいときは、当サイトの指数も使えます。

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