馬券の種類と買い方

ワイドボックスは何頭で組む?|回収率が上がる買い方を確かめた

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記事タイトル「ワイドボックスは何頭で組む?|回収率が上がる買い方を確かめた」の文字と、中央競馬のダートコースで先頭の4頭が横に並んで競り合う競走馬たちを真横から写した画像

人気上位の馬でワイドボックスを組み、毎レース買い続けたら、どうなるのでしょうか。

まず、人気上位3頭のワイドボックスを、2021年6月〜2026年6月の5年間買い続けます。そのあと、頭数や券種、買うレースや馬を変えて、回収率が上がるかを1つずつ確かめます。

分析には、当サイトの運営者が作ったソフト「競馬AI予想メーカー 馬券シミュレーター」を使っています。

最後は、馬の条件を足して、回収率をどこまで上げられるかも試します。

調べた条件

分析期間の結果がたまたまでないかを、その前の5年半(比較期間)でも確かめました。

項目中身
分析期間2021年6月24日〜2026年6月24日(5年)
比較期間2016年1月5日〜2021年6月23日(前走を使う分析は2017年1月5日から)
レース中央競馬の芝とダートの全レース(障害レースは除く)
買い方人気上位の馬で組むワイド(仮説2は馬連)のボックスを、1点100円ずつ
オッズと人気最終オッズ(確定オッズ)を使用

まずは人気上位3頭のワイドボックスを5年間買い続けてみた

「人気上位のワイドボックスは手堅い」とよく聞きます。ワイドは、選んだ2頭がどちらも3着以内に入れば当たる馬券です。

最初に、単勝の1〜3番人気の3頭で、組み合わせ3点をすべて買うワイドボックスを5年間買い続けました。

ワイドボックスの買い方と当たり方を、図で示します。

人気上位3頭のワイドボックスの買い方と当たり方の図。3頭で組む組み合わせ3点を並べ、その下に当たる決まりを書いた
人気上位3頭のワイドボックスの買い方と当たり方の図。3頭で組む組み合わせ3点を並べ、その下に当たる決まりを書いた

成績は、回収率(買った額に対して、戻ってきた額の割合)で比べます。

人気上位3頭のワイドボックスを5年間買い続けた分析結果の画面(2021年6月から5年間)
人気上位3頭のワイドボックスを5年間買い続けた分析結果の画面(2021年6月から5年間)
項目上位3頭のワイドボックス(分析期間)
買ったレース16,628レース(1レース3点)
回収率80.06%
当たった割合(レース数)56.07%(9,323レース)
損益(収支)-994,750円

2レースに1回以上は当たっていますが、回収率は80.06%でした。

JRA(日本中央競馬会)のワイドは、売上の22.5%が差し引かれてから払戻に回ります(払戻率77.5%)。回収率は、この77.5%を少し上回りました。

では、どこを変えれば回収率が上がるのでしょうか。思いつく仮説を順に確かめていきます。

仮説1:頭数を増やせば、回収率が上がるのでは?

「4頭くらいで組むのがちょうどよい」ともよく聞きます。頭数を増やせば、当たる組み合わせは増えます。当たる回数が増えれば、回収率も上がりそうです。

そこで、ボックスの頭数を2〜5頭に変えて比べました。2頭なら1〜2番人気、5頭なら1〜5番人気の馬で組みます。まず、いちばん多い5頭(10点・1レース1,000円)の成績を調べました。

人気上位5頭のワイドボックスを5年間買い続けた分析結果の画面(2021年6月から5年間)
人気上位5頭のワイドボックスを5年間買い続けた分析結果の画面(2021年6月から5年間)
項目上位5頭のワイドボックス(分析期間)
買ったレース16,628レース(1レース10点)
回収率79.56%
当たった割合(レース数)83.54%(13,891レース)
損益(収支)-3,398,340円

5頭にすると、当たった割合は83.54%まで上がりましたが、回収率は3頭とほぼ同じでした。

2頭から5頭までを、図と表で比べます。トリガミは、当たっても払戻の合計がそのレースで買った額より少なかったことです。

ワイドボックスの頭数ごとの、当たった割合と回収率を並べた棒グラフ(人気上位・2021年6月から5年間)
ワイドボックスの頭数ごとの、当たった割合と回収率を並べた棒グラフ(人気上位・2021年6月から5年間)
ボックスの頭数(点数)回収率(分析期間)当たった割合トリガミ(当たったレースのうち)回収率(比較期間)
2頭(1点)79.87%31.81%0.00%78.33%
3頭(3点)80.06%56.07%39.37%80.89%
4頭(6点)80.86%72.93%57.78%79.60%
5頭(10点)79.56%83.54%63.60%78.94%

分析の結果、頭数を増やすほど当たった割合は上がりましたが、回収率は2つの期間とも80%前後のままでした。

頭数結果
5頭当たったレースの63.60%がトリガミでした
2頭1点だけなので、当たれば払戻は買った額以上になり、トリガミはありません
「4頭くらいがちょうどよい」と言われる4頭80.86%でほかの頭数とほとんど変わりませんでした

人気上位のワイドボックスは、2〜5頭のどの頭数でも同じくらいの回収率でした。

仮説2:配当の大きい馬連なら、回収率が上がるのでは?

頭数で上がらないなら、券種を変えるとどうでしょうか。

馬連は、1着と2着の2頭を当てる馬券です(着順は問いません)。ワイドより当たりにくいぶん、配当は大きくなります。払戻率は、ワイドと同じ77.5%です。

券種を馬連に変えて、仮説1と同じ2〜5頭で調べました。3頭のときの成績です。

人気上位3頭の馬連ボックスを5年間買い続けた分析結果の画面(2021年6月から5年間)
人気上位3頭の馬連ボックスを5年間買い続けた分析結果の画面(2021年6月から5年間)
項目上位3頭の馬連ボックス(分析期間)
買ったレース16,628レース(1レース3点)
回収率78.06%
損益(収支)-1,094,600円

馬連の3頭ボックスは、ワイドの3頭より回収率が低くなりました。

馬連とワイドを、同じ頭数で比べた結果です。

ボックスの頭数馬連の回収率ワイドの回収率馬連の当たった割合
2頭79.31%79.87%15.81%
3頭78.06%80.06%32.54%
4頭77.25%80.86%47.43%
5頭76.55%79.56%60.05%

どの頭数でも、馬連の回収率はワイドより低くなりました。人気上位のボックスは、馬連に変えても回収率が上がりませんでした。

馬連とワイドの違いと使い分けは、馬連とワイドの本質的な違いと使い分けで詳しく扱っています。

仮説3:出走頭数の多いレースなら、回収率が上がるのでは?

次は、買うレースを出走頭数で選びます。

出走頭数が多いと、人気上位の馬も3着以内を外しやすくなります。そのぶん配当が大きくなり、回収率は上がるかもしれません。そこで、出走頭数ごとに、上位3頭のワイドボックスの回収率を調べました。

上位3頭のワイドボックスの回収率を出走頭数ごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
上位3頭のワイドボックスの回収率を出走頭数ごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
出走頭数回収率(分析期間)レース数
5頭立て68.08%40
6頭立て68.85%84
7頭立て87.40%258
8頭立て79.72%518
9頭立て84.40%731
10頭立て82.31%955
11頭立て75.26%1,058
12頭立て80.92%1,335
13頭立て78.61%1,289
14頭立て82.25%1,650
15頭立て78.28%1,807
16頭立て81.53%5,414
17頭立て76.93%299
18頭立て73.95%1,190
全体80.06%16,628

分析の結果、出走頭数が多いほど回収率が高くなる、ということはありませんでした。

比較期間(2016年1月〜2021年6月)でも、出走頭数ごとに調べて比べます。

上位3頭のワイドボックスの回収率を出走頭数ごとに分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
上位3頭のワイドボックスの回収率を出走頭数ごとに分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
出走頭数回収率(比較期間)レース数
5頭立て71.23%19
6頭立て91.55%56
7頭立て89.37%159
8頭立て78.15%476
9頭立て81.00%710
10頭立て83.33%944
11頭立て82.01%1,091
12頭立て80.23%1,360
13頭立て79.98%1,282
14頭立て83.41%1,582
15頭立て82.00%2,146
16頭立て79.21%6,724
17頭立て78.04%305
18頭立て83.59%1,400
全体80.89%18,254

18頭立てのように、全体より高いか低いかが、期間で入れ替わった頭数もあります。2つの期間とも、出走頭数が多いレースほど回収率が高くなる傾向は見られませんでした。

次は、買う組み合わせを見直します。

仮説4:堅い組み合わせほど、回収率が上がるのでは?

3点のうち、どの組み合わせの回収率が高いのでしょうか。そこで、買った組み合わせを、ワイドの確定オッズの区切りごとに分けて、回収率を調べました。オッズが低いほど、堅い組み合わせです。

上位3頭のワイドの回収率を組み合わせのオッズの区切りごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
上位3頭のワイドの回収率を組み合わせのオッズの区切りごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
組み合わせのオッズ買った点数回収率(分析期間)
1.0〜1.9倍5,96581.35%
2.0〜2.9倍13,29681.01%
3.0〜4.9倍20,04179.75%
5.0〜9.9倍10,05778.89%
10.0〜19.9倍52275.94%
20.0〜49.9倍30.00%
全体49,88480.06%

分析期間では、オッズの低い組み合わせほど、回収率が少しだけ高くなりました。

比較期間(2016年1月〜2021年6月)でも、同じように調べました。

上位3頭のワイドの回収率を組み合わせのオッズの区切りごとに分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
上位3頭のワイドの回収率を組み合わせのオッズの区切りごとに分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
組み合わせのオッズ買った点数回収率(比較期間)
1.0〜1.9倍6,00080.21%
2.0〜2.9倍14,53080.61%
3.0〜4.9倍22,85381.98%
5.0〜9.9倍10,83878.63%
10.0〜19.9倍53995.36%
20.0〜49.9倍20.00%
全体54,76280.89%

比較期間では、3.0〜4.9倍が1.0〜1.9倍を上回っています。上位3頭のワイドで、堅い組み合わせほど回収率がわずかに高くなる傾向が見られたのは、分析期間だけでした。

ここまでの4つでは、考えた向きに回収率が上がらなかったので、次は人気の集まり方でレースを選びます。

仮説5:上位3頭に人気が集まった「3強」のレースなら、回収率が上がるのでは?

ここでは、人気上位3頭の単勝オッズが、3頭そろって4.9倍以下のレースを「3強のレース」と呼びます。人気が上位3頭に集まったレースです。3強のレースなら、上位3頭のうち2頭がそろって3着以内に入りやすいはずです。人気が3頭に分かれるぶん、1頭に人気が集まるレースより配当も下がりにくいかもしれません。

3強のレースだけでは数が少ないので、2頭だけが4.9倍以下のレースも1点で合わせて買います。人気上位3頭のうち、単勝4.9倍以下の馬だけで組む形です。この買い方を、4.9倍以下で絞る買い方と呼びます。4.9倍以下の馬の数によって、買い方が変わります(分析期間のレース数)。

人気上位3頭買い方分析期間のレース数
3頭とも4.9倍以下(3強のレース)3点を買います3,434レース
2頭だけが4.9倍以下その2頭の1点を買います8,945レース
1頭だけが4.9倍以下買いません4,107レース
どの馬も4.9倍を超える買いません142レース

この4.9倍以下で絞る買い方の成績を、分析期間で調べました。

人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬で組んだワイドの分析結果の画面(2021年6月から5年間)
人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬で組んだワイドの分析結果の画面(2021年6月から5年間)
項目4.9倍以下で絞る買い方(分析期間)
買ったレース12,379レース(1レース1点か3点)
回収率82.83%
損益(収支)-330,410円

分析の結果、回収率は82.83%で、上位3頭をすべて買った80.06%を2.77%上回りました。この数字は、3点のレースと1点のレースを合わせたものです。

年ごとの回収率も、2つの期間で調べています。

4.9倍以下で絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
4.9倍以下で絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
4.9倍以下で絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)
4.9倍以下で絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)
年4.9倍以下で絞るレース数上位3頭をすべて買う
2016年84.72%2,35381.51%
2017年79.41%2,33477.99%
2018年79.06%2,45480.31%
2019年84.09%2,36480.60%
2020年83.41%2,39580.93%
2021年(6月23日まで)83.34%1,21887.27%
2021年(6月24日から)81.56%1,22780.96%
2022年85.06%2,45780.02%
2023年79.93%2,45077.92%
2024年84.44%2,55581.38%
2025年82.65%2,49480.50%
2026年(6月まで)82.36%1,19679.96%

上位3頭をすべて買ったときを下回ったのは、比較期間の2018年と2021年(6月23日まで)です。分析期間は、どの年も上回りました。

3強のレースと、2頭だけのレース

4.9倍以下で絞った成績には、3強のレース(3点)と、2頭だけのレース(1点)が混ざっています。そこで、1レースの点数で分けて集計しました。

期間3強のレース(3点)レース数2頭だけのレース(1点)レース数
分析期間85.37%3,43479.92%8,945
比較期間85.52%3,28178.97%9,837

3強のレースは、2つの期間とも85%台でした。2頭だけのレースは、上位3頭をすべて買ったときと同じくらいか、少し低くなっています。

3強のレースは、分析期間の16,628レースのうち3,434レースで、およそ5レースに1レースです。

3強のレースと、上位3頭をすべて買ったときを、2016年から年ごとに比べました。この図と表の2021年は、1月から12月までの1年通しです。

上位3頭のワイドボックスの回収率を、すべて買ったときと3強のレースで年ごとに並べた折れ線グラフ
上位3頭のワイドボックスの回収率を、すべて買ったときと3強のレースで年ごとに並べた折れ線グラフ
年上位3頭をすべて買う3強のレースだけ3強のレースの数
2016年81.51%92.04%558
2017年77.99%84.04%545
2018年80.31%78.77%626
2019年80.60%89.51%608
2020年80.93%84.41%595
2021年(1年通し)84.02%84.13%618
2022年80.02%89.88%663
2023年77.92%84.09%683
2024年81.38%85.67%756
2025年80.50%81.36%728
2026年(6月まで)79.96%88.40%335

11年のうち10年で、3強のレースのほうが高くなりました。上位3頭のワイドボックスは、3強のレースに絞ると回収率が高くなる傾向にあります。

比較期間でも、3強のレースだけが高かったか

比較期間の上位3頭のワイドボックスと、ここまでの買い方を並べます。まず、上位3頭のワイドボックスです。

人気上位3頭のワイドボックスを買い続けた分析結果の画面(2016年1月〜2021年6月)
人気上位3頭のワイドボックスを買い続けた分析結果の画面(2016年1月〜2021年6月)
項目上位3頭のワイドボックス(比較期間)
買ったレース18,254レース(1レース3点)
回収率80.89%
損益(収支)-1,046,650円

比較期間でも、上位3頭のワイドボックスは分析期間と同じくらいの回収率でした。

買い方分析期間比較期間
ワイド2頭(1点)79.87%78.33%
ワイド3頭(3点)80.06%80.89%
ワイド4頭(6点)80.86%79.60%
ワイド5頭(10点)79.56%78.94%
馬連3頭(3点)78.06%79.94%
4.9倍以下で絞る82.83%82.24%
3強のレースだけ85.37%85.52%

比較期間でも、頭数や券種を変えた買い方は80%前後のままで、3強のレースだけが85%を超えました。

どの買い方に、馬の条件を足していくか

3強のレースで、回収率は85%台まで上がりました。

そこで、仮説5の「4.9倍以下で絞る」買い方に馬の条件を1つずつ足し、回収率がさらに上がるかを確かめます。3強のレースと、2頭だけのレースを合わせた買い方です。

前走の成績を使う分析なので、比較期間は2017年1月からです。この期間の4.9倍以下で絞る買い方は81.72%(10,765レース)で、ここからはこの値と比べます。

ワイドは2頭がどちらも3着以内で当たるので、馬の条件は複勝の回収率で見ます。複勝は、3着以内(出走が7頭以下のレースは2着以内)に入れば当たる馬券です。

残す範囲は、2つの期間を見比べて、次の決まりで決めます。

  • 区切りを選ぶ:2つの期間とも全体より低い区切りを、端から外すこと
  • ひと続きにする:飛び飛びにせず、ひと続きの範囲にすること
  • 数の少ない区切り:2つの期間とも300頭に届かない区切りは、判断に使わないこと

この決まりを、図で示します。

残す範囲の決まりの図。区切りを選ぶからひと続きにするへ進み、数の少ない区切りの決まりを別に書いた
残す範囲の決まりの図。区切りを選ぶからひと続きにするへ進み、数の少ない区切りの決まりを別に書いた

仮説6:前走で4着以下だった人気馬なら、回収率はもっと上がるのでは?

前のレースで3着以内に入った馬は、次のレースでも人気を集めやすいと考えられます。前走で4着以下だった人気馬なら、同じ人気でも払戻が少し多くなるかもしれません。

人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬の成績を、前走の着順ごとに分析しました。複勝の回収率は、下の表にまとめています。

人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬の成績を前走着順ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬の成績を前走着順ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
前走着順複勝(分析期間)複勝(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
1着83.22%79.39%4,2513,472
2着83.43%82.92%9,3528,603
3着83.09%82.16%5,7435,224
4着85.81%85.48%3,3893,072
5着86.73%84.96%2,0191,803
6着83.84%92.16%1,3631,105
7着89.51%94.57%822689
8着89.72%88.73%610561
9着92.37%79.84%468378
10着90.24%93.82%325264
11着83.05%80.63%265204
12着87.31%85.80%186155
13着80.21%82.63%138129
14着88.32%89.74%12579
15着76.13%73.38%8859
16着121.60%91.35%5637
17着95.50%70.76%2013
18着以下80.90%81.11%119
上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬の全体84.41%83.50%32,29928,319

分析の結果、前走1〜3着の馬は、2つの期間とも全体より低くなりました。

前走着順結果
4着・5着・7着・8着2つの期間とも全体より高くなりました
6着比較期間だけ、全体より高くなりました
9着分析期間だけ、全体より高くなりました
11着から後ろ2つの期間とも300頭に届きません

2つの期間とも低かった1〜3着を外し、前走着順を4〜10着に絞りました。

10着は、比較期間では300頭に届きませんが、2つの期間とも全体より高い区切りでした。4〜10着にすると、片方の期間だけ低かった6着と9着も入ります。

4〜10着をまとめた馬の複勝の回収率は、2つの期間とも全体より高くなりました。分析期間は86.82%(全体84.41%)、比較期間は87.33%(全体83.50%)です。

前走着順を4〜10着にしたときの成績を分析した表(人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬・2021年6月から5年間)
前走着順を4〜10着にしたときの成績を分析した表(人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬・2021年6月から5年間)

前走4〜10着の馬は、複勝の回収率は上がりましたが、勝率と複勝率は下がりました。分析期間の勝率は25.1%、複勝率(複勝が当たった馬の割合)は57.0%で、絞る前は27.5%・59.7%です。

買い方の決まりは、仮説5と同じです。条件に合う馬がいた7,095レースのうち、買ったのは1,711レース(3点190・1点1,521)です。条件に合う馬が1頭だけの5,384レースは、買っていません。

前走4〜10着まで絞った成績を、2つの期間で調べています。

前走4〜10着まで絞ったワイドの分析結果の画面(2021年6月から5年間)
前走4〜10着まで絞ったワイドの分析結果の画面(2021年6月から5年間)
項目前走4〜10着まで絞ったワイド(分析期間)
買ったレース1,711レース(1レース1点か3点)
回収率92.62%
損益(収支)-15,430円

分析期間の回収率は、92.62%まで上がりました。

比較期間(2017年1月から)でも、同じ絞り方の成績を調べました。

前走4〜10着まで絞ったワイドの分析結果の画面(2017年1月〜2021年6月)
前走4〜10着まで絞ったワイドの分析結果の画面(2017年1月〜2021年6月)
項目前走4〜10着まで絞ったワイド(比較期間・2017年1月から)
買ったレース1,456レース(1レース1点か3点)
回収率88.02%
損益(収支)-20,560円

比較期間は、回収率が88.02%まで上がっています。

絞り方分析期間分析期間の3点/1点比較期間(2017年1月から)比較期間の3点/1点
4.9倍以下で絞る82.83%(12,379レース)3,434/8,94581.72%(10,765レース)2,723/8,042
+前走4〜10着92.62%(1,711レース)190/1,52188.02%(1,456レース)130/1,326

ワイドの回収率は、分析期間で9.79%、比較期間で6.30%上がりました。

馬1頭ずつの複勝の差に比べ、ワイドは大きく上がっています。ワイドは条件に合う馬が2頭以上いたレースだけを買うため、馬1頭ずつの差が、そのままワイドの差にはなりません。

単勝4.9倍以下の人気馬を前走4〜10着に絞ると、ワイドの回収率は2つの期間とも上がりました。

仮説7:馬体重でも絞れるのでは?

馬の体の大きさによっても、3着以内に入りやすいかが違いそうです。

ここからは、有償版の項目(馬体重)でさらに絞ります。前走4〜10着まで絞った馬の成績を、馬体重ごとに分析しました。複勝の回収率は、下の表にまとめています。比較期間は、2017年1月からです。

前走4〜10着まで絞った馬の成績を馬体重ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
前走4〜10着まで絞った馬の成績を馬体重ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
馬体重複勝(分析期間)複勝(比較期間)馬の数(分析期間)馬の数(比較期間)
419kg以下82.91%71.03%127126
420〜439kg82.75%84.35%580498
440〜459kg86.49%85.27%1,4881,424
460〜479kg86.87%87.29%2,3912,086
480〜499kg87.32%90.32%2,2601,977
500〜519kg87.37%88.34%1,4711,192
520〜539kg89.59%87.77%548453
540kg以上85.26%81.03%131116
前走4〜10着の馬の全体86.82%87.33%8,9967,872

分析の結果、420〜439kgは、2つの期間とも全体より低くなりました。

馬体重結果
440〜459kg2つの期間とも全体より低めでしたが、分析期間の差はわずかでした
460〜539kg2つの期間とも全体とほぼ同じか、高くなりました
419kg以下と540kg以上2つの期間とも300頭に届きません

2つの期間とも低かった420〜439kgを外し、馬体重を440〜539kgに絞りました。300頭に届かない両端の419kg以下と540kg以上は入れていません。

440〜459kgは、分析期間の全体との差がわずかなので、低いとは見ずに残しました。

440〜539kgをまとめた馬の複勝の回収率は、分析期間は全体とほぼ同じで、比較期間は全体より高くなりました。分析期間は87.2%(全体86.8%)、比較期間は87.9%(全体87.3%)です。

馬体重を440〜539kgにしたときの成績を分析した表(前走4〜10着まで絞った馬・2021年6月から5年間)
馬体重を440〜539kgにしたときの成績を分析した表(前走4〜10着まで絞った馬・2021年6月から5年間)

条件に合う馬がいた6,570レースのうち、買ったのは1,438レース(3点150・1点1,288)です。条件に合う馬が1頭だけの5,132レースは、買っていません。

馬体重440〜539kgまで絞った成績を、2つの期間で調べています。

馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの分析結果の画面(2021年6月から5年間)
馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの分析結果の画面(2021年6月から5年間)
項目馬体重440〜539kgまで絞ったワイド(分析期間)
買ったレース1,438レース(1レース1点か3点)
回収率95.19%
損益(収支)-8,360円

分析期間の回収率は、95.19%まで上がりました。

同じ絞り方で、比較期間(2017年1月から)の成績も調べました。

馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの分析結果の画面(2017年1月〜2021年6月)
馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの分析結果の画面(2017年1月〜2021年6月)
項目馬体重440〜539kgまで絞ったワイド(比較期間・2017年1月から)
買ったレース1,208レース(1レース1点か3点)
回収率91.37%
損益(収支)-12,080円

比較期間の回収率も、91.37%まで上がっています。

絞り方分析期間分析期間の3点/1点比較期間(2017年1月から)比較期間の3点/1点
4.9倍以下で絞る82.83%(12,379レース)3,434/8,94581.72%(10,765レース)2,723/8,042
+前走4〜10着92.62%(1,711レース)190/1,52188.02%(1,456レース)130/1,326
+馬体重440〜539kg95.19%(1,438レース)150/1,28891.37%(1,208レース)96/1,112

馬体重まで絞ると、2つの期間とも90%を超えました。

ワイドの回収率は、分析期間で2.57%、比較期間で3.35%上がりました。

年ごとの回収率も、2つの期間で調べています。

馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)
馬体重440〜539kgまで絞ったワイドの年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)
年回収率レース数
2017年81.91%273
2018年96.73%269
2019年87.73%258
2020年91.94%244
2021年(6月23日まで)101.17%164
2021年(6月24日から)90.51%126
2022年104.70%297
2023年95.55%272
2024年95.66%297
2025年95.00%304
2026年(6月まで)77.38%142
比較期間の合計91.37%1,208
分析期間の合計95.19%1,438

年ごとでは、2026年(6月まで)の77.38%がいちばん低い値でした。2021年(6月23日まで)と2022年は、100%を超えました。

前走4〜10着の人気馬を、さらに馬体重440〜539kgに絞ると、ワイドの回収率は2つの期間とも上がっています。

分かったこと

回収率が上がったのは、レースと馬を絞ったときです。

絞り方回収率
3強のレース(上位3頭がそろって単勝4.9倍以下)分析期間と比較期間(2016年1月から)とも85%台でした
人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下で、前走4〜10着の馬(複勝)2つの期間とも全体より高くなりました
前走4〜10着と馬体重440〜539kgを足す2つの期間とも90%を超えました
前走着順と馬体重で絞る(年ごと)いちばん低かったのは2026年(6月まで)の77.38%でした
同じ絞り方(年ごと)2021年(6月23日まで)と2022年は100%を超えました

頭数と券種を変えても、回収率は上がりませんでした。出走頭数が多いレースほど、堅い組み合わせほど回収率が高くなる傾向も、2つの期間でそろっては見られませんでした。

変えたこと結果
頭数を2〜5頭に変える回収率は80%前後でほとんど同じでした
5頭当たったレースの63.60%がトリガミでした
券種を馬連に変えるどの頭数でもワイドより回収率が低くなりました
人気上位3頭のワイドボックスを5年間買い続ける回収率は80.06%でした

この記事の数字について

回収率は、戻ってきた額の合計÷買った額の合計です(取消などで返ってきた分は除く)。

データは、JRAのレースを当サイトが独自に集計しました。

人気上位のボックスは、頭数より「どんなレースで、どの馬を買うか」を見直してみましょう!

人気上位3頭のうち、単勝4.9倍以下・前走4〜10着・馬体重440〜539kgの馬でワイドを買いました。買ったレースの多くは、条件に合う2頭のワイド1点です。分析期間は95.19%、比較期間(2017年1月から)は91.37%で、2つの期間とも90%を超えています。

人気上位3頭のうち単勝4.9倍以下の馬で、前走の着順と馬体重の代わりに、前走間隔と性別で絞る形も試しています。ダートだけで、前走間隔28日以上の牡馬に絞っても、2つの期間とも90%を超えました(92.34%と93.05%)。年ごとの上下は大きめです。

ここからは、ご自身の予想の考え方や、当サイトのほかの検証記事の結果も組み合わせてみましょう。回収率をさらに上げる条件を探してみてください。

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よくある質問

ワイドボックスは何頭で組むのがよいですか?

人気上位の2頭から5頭で、5年間買い続けて比べました。回収率は、どの頭数でも80%前後で同じくらいでした。

頭数を増やすと当たる割合は上がりますが、トリガミの割合と1レースで使う額も増えます。

回収率が上がったのは、頭数ではなく、レースと馬を絞ったときでした。

ワイドの5頭ボックスは、どのくらいトリガミになりますか?

人気上位5頭のワイドボックス(10点・1,000円)を、2021年6月から5年間買い続けました。当たったレースの63.60%が、トリガミでした。

人気上位のボックスは、馬連とワイドのどちらが高かったですか?

2021年6月からの5年間では、2頭から5頭のどの頭数でも、ワイドが馬連を上回りました。3頭では、ワイド80.06%・馬連78.06%でした。

人気上位3頭のワイドボックスで、回収率が上がったのはどんな条件でしたか?

人気上位3頭のうち、単勝4.9倍以下・前走4〜10着・馬体重440〜539kgの馬で組む条件です。

2021年6月からの5年間は95.19%、2017年1月〜2021年6月は91.37%でした。買ったレースの多くは、条件に合う2頭のワイド1点でした(5年間1,438レースのうち1,288レース)。

この記事では、買う馬を、人気・単勝オッズ・前走の着順と間隔・馬体重・性別で選びました。同じレースの馬どうしを別の目で見比べたいときは、当サイトの指数も使えます。

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