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1番人気の単勝を買い続けたらどうなる?|回収率を上げる条件を確かめた

KeibaAiNavi
記事タイトル「1番人気の単勝を買い続けたらどうなる?|回収率を上げる条件を確かめた」の文字と、中央競馬の芝コースで先頭の1頭が抜け出して駆ける競走馬たちを真横から写した画像

いちばん人気のある馬(1番人気)の単勝を、毎レース買い続けたら、どうなるのでしょうか。

過去のレースで、5年間買い続けた場合を調べます。期間は2021年6月〜2026年6月、対象は中央競馬の芝とダートの全レースです。そのうえで、どこを変えれば回収率が上がるのかを、仮説を立てて1つずつ確かめます。

分析には、当サイトの運営者が作ったソフト「競馬AI予想メーカー 馬券シミュレーター」を使っています。

最後は、条件を足して、1番人気の回収率をどこまで上げられるかも試します。

調べた条件

分析期間の結果がたまたまでないかを、その前の5年半(比較期間)でも確かめました。

項目中身
分析期間2021年6月24日〜2026年6月24日(5年)
比較期間2016年1月5日〜2021年6月23日(前走を使う分析は2017年1月5日から)
レース中央競馬の芝とダート(障害レースは除く)
買い方1番人気の馬券を、1点100円ずつ
オッズと人気最終オッズ(確定オッズ)を使用

まずは1番人気の単勝を5年間買い続けてみた

1番人気の単勝を5年間買い続けた分析結果の画面(中央競馬の芝とダート・2021年6月から5年間)
1番人気の単勝を5年間買い続けた分析結果の画面(中央競馬の芝とダート・2021年6月から5年間)
項目1番人気・単勝(分析期間)
買ったレース16,628レース
回収率79.53%
損益(収支)-340,430円

1番人気は3レースに1回ほど勝っていますが、回収率(買った額に対して戻ってきた額の割合)は79.53%でした。100円が平均79.53円になって戻った計算です。

JRA(日本中央競馬会)の単勝は、売上の20%を差し引いて払戻に回します(払戻率80%)。1番人気を買い続けても、回収率はこの80%に近いところにとどまりました。

では、どこを変えれば回収率が上がるのでしょうか。思いつく仮説を順に確かめていきます。

仮説1:堅く決まりやすい東京競馬場なら、回収率が上がるのでは?

東京競馬場はコースが広く、紛れ(思わぬ馬が勝つこと)が少ないので、1番人気が堅いと言われることがあります。

そこで、1番人気の単勝の回収率を競馬場ごとに調べました。

1番人気の単勝の回収率を競馬場ごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
1番人気の単勝の回収率を競馬場ごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
順位競馬場回収率(分析期間)レース数
1札幌85.71%792
2新潟83.94%1,479
3東京81.61%2,629
4阪神79.42%2,404
5京都79.08%1,822
6函館79.01%768
7小倉77.98%1,326
8中京77.65%1,889
9福島76.87%1,090
10中山76.67%2,429
—全体79.53%16,628

分析の結果、東京は10場の中で3番目でした。東京の81.61%は、全体の79.53%を2.08%上回っています。

先ほどの分析期間より前の2016年1月〜2021年6月でも、同じ傾向があるかを調べて比べます。

1番人気の単勝の回収率を競馬場ごとに分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
1番人気の単勝の回収率を競馬場ごとに分析した画面(2016年1月〜2021年6月)
順位競馬場回収率(比較期間)レース数分析期間の順位
1新潟82.59%1,5922
2東京82.21%2,9473
3中山81.38%2,69310
4阪神78.92%2,8074
5函館78.68%7206
6札幌77.78%7921
7中京77.29%1,7678
8小倉72.85%1,3347
9福島71.80%1,0929
10京都71.53%2,5105
—全体78.03%18,254—

比較期間でも、東京は上位に入りました。

競馬場結果
東京2番目で、82.21%と全体の78.03%を4.18%上回りました
新潟と東京2つの期間とも上位3場に入りました
札幌・中山・京都2つの期間で順位が大きく動きました

東京と新潟の1番人気の単勝は、2つの期間とも80%台前半で、1番人気全体をわずかに上回る傾向にあります。

仮説2:人気が集中するほど、回収率が上がるのでは?

同じ1番人気でも、単勝1.2倍の1強と、3倍台の1番人気では、信頼度が違いそうです。1番人気に馬券が集まるほど(人気が集中するほど)、単勝オッズは低くなります。

そこで、単勝オッズを1.0〜1.9倍、2.0〜2.9倍のように区切って、回収率を調べました。

1番人気の単勝の回収率を単勝オッズの区切りごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
1番人気の単勝の回収率を単勝オッズの区切りごとに分析した画面(2021年6月から5年間)
単勝オッズレース数(分析期間)勝った割合(分析期間)回収率(分析期間)回収率(比較期間)
1.0〜1.9倍3,83750.25%80.30%79.17%
2.0〜2.9倍7,28333.09%80.02%78.04%
3.0〜4.9倍5,36622.62%79.13%76.70%
5.0〜9.9倍1429.15%48.73%105.79%

分析の結果、人気が集中するほど、たしかによく勝っていました。

ところが回収率は、単勝1.0〜4.9倍の3つの区切りでほとんど同じでした。よく勝つ馬ほど、勝ったときの払戻は少なくなります。比較期間は79.17%・78.04%・76.70%で、人気が集中するほど少し高くなりました。

5.0〜9.9倍は、1番人気でも単勝が5倍以上になるほど、人気が割れたレースです。どちらの期間もレースが少なく、回収率は期間によって大きく違いました。

1番人気の単勝の回収率は、単勝オッズ1.0〜4.9倍では、人気が集中しても大きくは変わりませんでした。

人気ごと・単勝オッズごとの勝率と回収率は、オッズの見方と勝つ確率の記事で詳しく扱っています。

仮説3:単勝より複勝なら、回収率が上がるのでは?

次は、券種を変えてみます。

複勝は、3着以内(出走が5〜7頭のレースは2着以内)に入れば当たる馬券です。払戻率は単勝と同じ80%で、当たる回数が増えるぶん、払戻はふつう安くなります。

1番人気なら、勝てなくても2着・3着には来ていそうです。そこで、同じレースを単勝と複勝で買った場合を、単勝オッズの区切りごとに比べました。

単勝と複勝の回収率を、単勝オッズの区切りごとに並べた棒グラフ(1番人気・2021年6月から5年間)
単勝と複勝の回収率を、単勝オッズの区切りごとに並べた棒グラフ(1番人気・2021年6月から5年間)
単勝オッズ(分析期間)レース数単勝複勝複勝と単勝の差
1番人気すべて16,62879.53%84.84%5.31%
1.0〜1.9倍3,83780.30%89.96%9.66%
2.0〜2.9倍7,28380.02%85.11%5.09%
3.0〜4.9倍5,36679.13%81.15%2.02%
5.0〜9.9倍(人気が割れたレース)14248.73%71.69%22.96%

1番人気すべてで見ても、複勝のほうが回収率は高い結果です。

単勝1.0〜4.9倍の3つの区切りでは、複勝は単勝オッズが低いほど高く、単勝との差も大きくなりました。5.0〜9.9倍は142レースと少なく、単勝が特に低かったので、差が大きく開いています。

分析期間の1番人気は、どの単勝オッズの区切りでも、単勝より複勝で買うほうが回収率が高くなりました。

仮説4:単勝オッズ1倍台の1番人気だけを、複勝で買えば、回収率はもっと上がるのでは?

単勝1.0〜4.9倍の3つの区切りの中で、複勝と単勝の差がいちばん大きかったのは1倍台でした。そこで、単勝オッズ1倍台の1番人気だけを複勝で買った場合を調べました。

単勝オッズ1倍台の1番人気を複勝で買った分析結果の画面(2021年6月から5年間)
単勝オッズ1倍台の1番人気を複勝で買った分析結果の画面(2021年6月から5年間)
項目1倍台の1番人気・複勝(分析期間)
買ったレース3,837レース
回収率89.96%
当たった割合(レース数)81.39%(3,123レース)
損益(収支)-38,510円

分析の結果、100円が平均約90円になって戻った計算で、5レースに4レースの割合で当たっていました。

仮説3で調べた1番人気すべての複勝(84.84%)より、5%ほど高い回収率です。

同じ3,837レースを単勝で買った場合と、お金の増減を比べてみます。

単勝と複勝のお金の増減を比べた折れ線グラフ(単勝オッズ1倍台の1番人気・2021年6月から5年間)
単勝と複勝のお金の増減を比べた折れ線グラフ(単勝オッズ1倍台の1番人気・2021年6月から5年間)
同じ3,837レース単勝複勝
収支-75,600円-38,510円

5年間を通して、複勝の収支はほぼずっと単勝を上回りました。

当たったときの払戻は、3,123回中2,529回が110円でした。

中央競馬には、払戻が100円になる馬券に、原則として10円を上乗せする仕組み(JRAプラス10)があります。110円の払戻には、この上乗せの分も入っています。

上乗せが無かったとして、110円の払戻をすべて100円に戻して比べます。

同じ3,837レース回収率
複勝(110円をすべて100円に戻した場合)83.37%
単勝80.30%

110円をすべて100円に戻しても、複勝は単勝より高いままでした。

1番人気の複勝は、単勝オッズ1倍台に絞ると、1番人気すべての84.84%から89.96%まで上がりました。

2016年1月〜2021年6月でも、複勝のほうが高かったか

ここまでの結果を、比較期間の2016年1月〜2021年6月でも確かめます。

単勝オッズ1倍台の1番人気を複勝で買った分析結果の画面(2016年1月〜2021年6月)
単勝オッズ1倍台の1番人気を複勝で買った分析結果の画面(2016年1月〜2021年6月)
項目1倍台の1番人気・複勝(比較期間)
買ったレース4,110レース
回収率88.89%
損益(収支)-45,660円

比較期間でも、1倍台の1番人気の複勝は、分析期間と同じくらいの回収率でした。

比較期間の単勝と複勝も、同じ単勝オッズの区切りで比べました。

単勝オッズ(比較期間)レース数単勝複勝複勝と単勝の差
1番人気すべて18,25478.03%83.37%5.34%
1.0〜1.9倍4,11079.17%88.89%9.72%
2.0〜2.9倍8,09978.04%83.59%5.55%
3.0〜4.9倍5,93176.70%79.27%2.57%

比較期間でも、単勝1.0〜4.9倍の3つの区切りでは、単勝オッズが低いほど、複勝と単勝の差が大きくなっていました。

1倍台の1番人気の単勝と複勝は、年ごとにも比べています。

単勝と複勝の回収率を年ごとに並べた折れ線グラフ(単勝オッズ1倍台の1番人気・2016年1月〜2026年6月)
単勝と複勝の回収率を年ごとに並べた折れ線グラフ(単勝オッズ1倍台の1番人気・2016年1月〜2026年6月)
年レース数単勝複勝複勝と単勝の差
2016年76379.88%87.05%7.17%
2017年75479.58%89.62%10.04%
2018年79176.26%89.32%13.06%
2019年77978.68%87.28%8.60%
2020年69378.48%91.31%12.83%
2021年69185.01%89.46%4.45%
2022年75080.60%89.08%8.48%
2023年74480.83%86.87%6.04%
2024年83782.23%91.54%9.31%
2025年80077.04%90.94%13.90%
2026年(6月まで)34577.48%92.72%15.24%

2016年から2026年(6月まで)のどの年も、1倍台の1番人気は複勝の回収率が単勝を上回りました。

仮説5:前走から間をあけた馬なら、回収率はもっと上がるのでは?

同じ1倍台の1番人気でも、間を詰めて使われた馬と、間をあけて仕上げてきた馬では、走りが違うという見方があります。

ここからは、前走で絞っていきます。残す範囲は、次の決まりで決めます。

  • 区切りを選ぶ:2つの期間とも全体より高く、どちらも300レース以上あること
  • 範囲を広げる:選んだ区切りから値の大きいほうへ、ひと続きにまとめること
  • 条件を足す:2つの期間とも、絞る前より回収率が上がること

この決まりの流れを、図で示します。

絞り方の決まりの図。区切りを選ぶ・範囲を広げる・条件を足すの順に上から下へ進み、それぞれの手順の下に決まりを書いた
絞り方の決まりの図。区切りを選ぶ・範囲を広げる・条件を足すの順に上から下へ進み、それぞれの手順の下に決まりを書いた

前のレースから何日あいたか(前走間隔)ごとに、1倍台の1番人気の成績を分析しました。複勝の回収率は、グラフの下の表にまとめています。比較期間は、2017年1月からです。

単勝オッズ1倍台の1番人気の成績を前走間隔ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
単勝オッズ1倍台の1番人気の成績を前走間隔ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
前走間隔複勝(分析期間)複勝(比較期間)レース数(分析期間)レース数(比較期間)
0〜6日110.00%80.00%104
7〜13日89.81%89.76%163171
14〜27日88.94%89.14%1,1961,205
28〜55日92.18%90.21%907803
56〜90日89.25%88.07%750510
91〜181日91.96%89.45%351240
182日以上84.92%94.07%6554
全体(前走の無い馬も含む)89.96%89.31%3,8373,347

分析の結果、間をあけるほど高くなるのではなく、28〜55日が2つの期間とも全体より高くなりました。

前走間隔結果
56〜90日2つの期間とも全体より低くなりました
91〜181日分析期間で全体より高くなりました(比較期間は300レースに届きません)
14〜27日分析期間で全体より低く、比較期間は全体とほぼ同じでした
13日以下と182日以上300レースに届きません

28〜55日から長いほうをまとめて、28日以上に絞りました。

前走間隔を28日以上にしたときの成績を分析した表(単勝オッズ1倍台の1番人気・2021年6月から5年間)
前走間隔を28日以上にしたときの成績を分析した表(単勝オッズ1倍台の1番人気・2021年6月から5年間)

前走間隔28日以上に絞って、成績を調べます。

前走間隔28日以上に絞った分析結果の画面(単勝オッズ1倍台の1番人気・複勝・2021年6月から5年間)
前走間隔28日以上に絞った分析結果の画面(単勝オッズ1倍台の1番人気・複勝・2021年6月から5年間)
項目前走間隔28日以上まで絞った複勝(分析期間)
買ったレース2,073レース
回収率90.86%
損益(収支)-18,950円

分析期間の回収率は、90.86%まで上がりました。

絞り方分析期間比較期間(2017年1月から)
1倍台の1番人気・複勝89.96%(3,837レース)89.31%(3,347レース)
+前走間隔28日以上90.86%(2,073レース)89.55%(1,607レース)

分析期間は、0.90%上がりました。比較期間は0.24%と、わずかな上がり方でした。

1倍台の1番人気の複勝は、前走間隔28日以上に絞ると、2つの期間とも回収率がわずかに上がる傾向にあります。

仮説6:前走の距離でも絞れるのでは?

前のレースの距離によっても、今回の走りが違いそうです。前走間隔の絞り込みは比較期間での効きが小さかったので、前走の見方をもう1つ足します。

ここからは、有償版の項目(前走距離)でさらに絞ります。

前走間隔28日以上まで絞った1倍台の1番人気を、前のレースの距離(前走距離)ごとに分析しました。複勝の回収率は、グラフの下の表にまとめています。比較期間は、2017年1月からです。

前走間隔28日以上まで絞った1倍台の1番人気の成績を前走距離ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
前走間隔28日以上まで絞った1倍台の1番人気の成績を前走距離ごとに分析したグラフ(2021年6月から5年間)
前走距離複勝(分析期間)複勝(比較期間)レース数(分析期間)レース数(比較期間)
1199m以下84.48%94.16%2912
1200〜1399m87.90%87.17%253202
1400〜1599m88.78%87.06%230167
1600〜1799m90.20%87.25%396361
1800〜1999m94.35%92.55%696469
2000〜2399m89.74%89.83%352295
2400〜2999m89.53%90.54%10892
3000m以上65.55%98.88%99
全体90.86%89.55%2,0731,607

分析の結果、1800〜1999mが2つの期間とも全体より高くなりました。

前走距離結果
1600〜1799m2つの期間とも全体より低くなりました
2000〜2399m分析期間で全体より低くなりました(比較期間は300レースに届きません)
1599m以下と2400m以上300レースに届きません

前走距離も、2つの期間とも高かった1800〜1999mから長いほうをまとめて、1800m以上に絞りました。

前走距離を1800m以上にしたときの成績を分析した表(前走間隔28日以上まで絞った1倍台の1番人気・2021年6月から5年間)
前走距離を1800m以上にしたときの成績を分析した表(前走間隔28日以上まで絞った1倍台の1番人気・2021年6月から5年間)

前走距離1800m以上まで絞った成績を、2つの期間で調べています。

前走距離1800m以上まで絞った分析結果の画面(1倍台の1番人気・複勝・2021年6月から5年間)
前走距離1800m以上まで絞った分析結果の画面(1倍台の1番人気・複勝・2021年6月から5年間)
前走距離1800m以上まで絞った分析結果の画面(1倍台の1番人気・複勝・2017年1月〜2021年6月)
前走距離1800m以上まで絞った分析結果の画面(1倍台の1番人気・複勝・2017年1月〜2021年6月)
絞り方分析期間比較期間(2017年1月から)
1倍台の1番人気・複勝89.96%(3,837レース)89.31%(3,347レース)
+前走間隔28日以上90.86%(2,073レース)89.55%(1,607レース)
+前走距離1800m以上92.29%(1,165レース)91.48%(865レース)

前走の間隔と距離まで絞ると、2つの期間とも90%を超えました。

年ごとの回収率も調べています。2017年〜2021年6月が比較期間、2021年6月からが分析期間です。

前走距離1800m以上まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
前走距離1800m以上まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2017年1月〜2021年6月)
前走距離1800m以上まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)
前走距離1800m以上まで絞った複勝の年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)
年回収率レース数
2017年93.19%166
2018年94.76%185
2019年88.04%199
2020年88.94%216
2021年(6月まで)94.95%99
2021年(6月から)94.95%91
2022年93.09%233
2023年86.89%219
2024年88.57%230
2025年96.82%274
2026年(6月まで)95.42%118
比較期間の合計91.48%865
分析期間の合計92.29%1,165

年ごとでは、2023年の86.89%がいちばん低い値でした。

1倍台の1番人気の複勝は、前走間隔28日以上と前走距離1800m以上で絞ると、2つの期間とも回収率が上がっています。

単勝のままでも、回収率を上げる絞り方はあるか

複勝では、単勝オッズ1倍台の1番人気を前走の間隔と距離まで絞ると、回収率が上がりました。券種を単勝のままにした場合も、1番人気の絞り方を分析しました。

一般に、芝は内枠、ダートは外枠が有利と言われます。そう言われる理由は、トラックバイアスの種類・要因・予想活用方法の記事で詳しく説明しています。この絞り方には枠番が入るので、芝とダートに分けて分析しました。

1番人気の単勝を、次の順に絞っています。

順絞った条件値
1前走着順4着以下
2枠番内枠(1〜4枠)か外枠(5〜8枠)
3単勝オッズ1.0〜2.9倍
4前走間隔28日以上

前走着順・単勝オッズ・前走間隔の範囲は、仮説5の決まりとは別に、芝とダートを分ける前の成績で決めました。芝とダートには同じ範囲を使うので、芝では条件を足すと回収率が下がる所もあります。

枠番は、内枠と外枠のうち2つの期間とも高いほうを残します(どちらも300レース以上)。高いほうが期間で入れ替わったら、枠番では絞りません。

芝の場合

芝で、前走4着以下だった1番人気を、内枠と外枠に分けて比べました。

芝は、分析期間では内枠が82.37%、比較期間では外枠が88.50%で、高いほうが入れ替わりました。そこで、芝は枠番では絞りませんでした。

芝で、前走着順・単勝オッズ・前走間隔の3つで絞った成績です。

芝の1番人気を前走着順・単勝オッズ・前走間隔で絞った単勝の分析結果の画面(2021年6月から5年間)
芝の1番人気を前走着順・単勝オッズ・前走間隔で絞った単勝の分析結果の画面(2021年6月から5年間)
芝の絞り方分析期間比較期間(2017年1月から)
1番人気(芝)78.46%(8,297レース)79.46%(7,406レース)
+前走着順4着以下77.79%(2,067レース)84.43%(1,763レース)
+単勝オッズ1.0〜2.9倍82.13%(1,052レース)83.02%(901レース)
+前走間隔28日以上84.57%(823レース)84.03%(655レース)

芝は、前走着順で絞ると分析期間の回収率が、単勝オッズで絞ると比較期間の回収率が一度下がりました。それでも3つの条件まで絞ると、2つの期間とも1番人気(芝)全体より高い84%台になりました。

芝の成績は、年ごとにも分けています。どの年も200レース未満でした。いちばん低かったのは、2021年(6月まで)の61.06%です。

ダートの場合

ダートで、前走4着以下だった1番人気を、内枠と外枠に分けて比べました。

ダートは、外枠が分析期間97.06%・比較期間84.55%で、2つの期間とも内枠より高い結果です。そこで、ダートは外枠(5〜8枠)に絞りました。

ダートの絞り方分析期間比較期間(2017年1月から)
1番人気(ダート)80.59%(8,331レース)76.33%(7,522レース)
+前走着順4着以下88.49%(1,975レース)78.77%(1,747レース)
+外枠(5〜8枠)97.06%(1,158レース)84.55%(934レース)
+単勝オッズ1.0〜2.9倍99.77%(601レース)88.62%(435レース)
+前走間隔28日以上102.45%(392レース)96.52%(256レース)

2つの期間とも90%を超え、分析期間は100%も超えています。比較期間は96.52%まで上がりました。残ったのは256レースで、300レースに届きません。

ダートの、前走間隔28日以上まで絞った成績も、年ごとに分けました。

ダートの1番人気を4つの条件で絞った単勝の、年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)
ダートの1番人気を4つの条件で絞った単勝の、年ごとの回収率を分析した画面(2021年6月から5年間)

比較期間の年も合わせて、表にまとめます。

年回収率レース数
2017年117.72%57
2018年109.46%56
2019年62.69%52
2020年94.83%58
2021年(6月まで)94.24%33
2021年(6月から)103.14%35
2022年98.22%90
2023年112.91%55
2024年80.60%67
2025年108.22%90
2026年(6月まで)115.64%55
比較期間の合計96.52%256
分析期間の合計102.45%392

年ごとでは、2019年の62.69%がいちばん低い値でした。どの年も100レースに届きません。

単勝のままでも、ダートは4つの条件で絞ると、2つの期間とも90%を超えました。芝は84%台まで上がりました。

この記事の数字について

回収率は、戻ってきた額の合計÷買った額の合計です(取消などで返ってきた分は除く)。

データは、JRAのレースを当サイトが独自に集計しました。

1番人気で回収率を上げるなら、券種と前走の見方を変えてみましょう!

単勝オッズ1倍台の1番人気を複勝で買い、前走の間隔と距離まで絞ると、2つの期間とも回収率が90%を超えました。

単勝のままの場合、芝は3つの条件で絞ると、2つの期間とも1番人気(芝)全体より高い84%台でした。ダートは、前走着順・外枠(5〜8枠)・単勝オッズ・前走間隔の4つで絞ると、2つの期間とも90%を超えました。ダートの比較期間で残ったのは256レースと少なく、年ごとの上下も大きめです。

ここからは、ご自身の予想の考え方や、当サイトのほかの検証記事の結果も組み合わせてみましょう。回収率をさらに上げる条件を探してみてください。

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よくある質問

1番人気の単勝を買い続けると、回収率はどのくらいですか?

2021年6月から5年間(16,628レース)で79.53%でした。100円が平均79.53円になって戻った計算です。

それより前の2016年1月〜2021年6月(18,254レース)では78.03%でした。

1番人気は、単勝と複勝のどちらで買うほうが戻りが多かったですか?

2021年6月からの5年間では、1番人気すべてを複勝で買うと84.84%で、単勝の79.53%より高くなりました。単勝オッズが1倍台の1番人気に限ると、複勝89.96%・単勝80.30%で、差はさらに大きくなりました。

1番人気の複勝で、回収率が上がったのはどんな条件でしたか?

1番人気に、単勝オッズ1倍台・前走間隔28日以上・前走距離1800m以上の3つを足した条件です。

2021年6月からの5年間は92.29%、2017年1月〜2021年6月は91.48%でした。年ごとでは、2023年の86.89%がいちばん低い値でした。

競馬場によって、1番人気の回収率は変わりますか?

2021年6月からの5年間では、札幌の85.71%から中山の76.67%まで差がありました。

ただ、2016年1月〜2021年6月では札幌が6位、中山が3位と、順位が大きく動いた場もありました。2021年6月からの5年間は東京が81.61%、2016年1月〜2021年6月は82.21%でした。どちらも、同じ期間の1番人気全体(79.53%・78.03%)を少し上回っています。

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