【2024年度最新版】札幌競馬場コースの特徴と有利な枠番・脚質の傾向

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競馬場は場所・コースによって様々な特徴があり、有利となる枠番や脚質なども変わってきます。

このページでは「札幌競馬場」の各コースの特徴、そして好成績の枠番・脚質の傾向を解説します。
コースの特性を理解し、各レースの予想に役立てましょう。

札幌競馬場のコースの特徴と傾向

札幌競馬場は例年函館競馬場の後に開催されます。同じ北海道に位置する競馬場ではありますが、共通する点・明確に異なる点の双方があるため、特徴をきちんと把握して馬券購入に活かしましょう。
函館競馬場の特徴と傾向はこちら>>>

まずは札幌競馬場の全体的な特徴について、函館競馬場との比較を中心に次の3点から解説します。

  1. 最終直線の長さとコーナーの割合
  2. 起伏のない平坦なコース
  3. 馬場状態の特徴
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札幌競馬場の特徴

最終直線の長さとコーナーの割合

芝コースの直線距離

ダートコースの直線距離

札幌競馬場の直線は、芝が約266m、ダートが約264mとなっており、函館競馬場と並んで非常に短い距離となっています

その一方で、コース1周の長さは約1640mとローカル競馬場としては長い距離となっています。

つまり、コースに1周に占める直線の割合が少なく、コーナーの割合が多いという特徴があります。

そのため、基本的には道中で常に外を回らされてしまうと厳しい展開になりやすく、コーナーを内で立ち回ることが重要となります。

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札幌競馬場の特徴

起伏のない平坦なコース

札幌競馬場は、芝コースとダートコース共に高低差が非常に少なく、中央競馬場の中でも特に平坦なコースです。

函館競馬場は高低差は3.5mほどあり、この点は函館競馬場との大きな違いとなります。

平坦なコースであるため、スタートから速いペースでレースが進むことが多く、前述の直線の短さやコーナー形状とも相まって、基本的には逃げ・先行馬が有利な競馬場となっています。

また、函館競馬場などのローカル競馬場ではスパイラルカーブが採用されることが多いですが、札幌競馬場ではスパイラルカーブは採用されていません。

そのため、函館競馬場ではコーナーで加速する器用さが求められるのに対し、札幌競馬場では向こう正面で「マクリ」の戦法が用いられることが多くなります

スパイラルカーブとは
  • コーナーへの入口は緩やかなカーブとなっており、最終直線への出口に向かうにつれて急カーブになっているカーブ形状
  • スピードを維持してカーブに入ることが可能であり、コーナーで加速しながら出口の急カーブを迎えることで馬群がばらけやすい
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札幌競馬場の特徴

馬場状態の特徴

札幌競馬場の芝コースでは、函館競馬場と同様に寒さに強い洋芝が使用されています。

洋芝は保水力が高いためクッション値は低くなり、時計がかかりやすくなります。

野芝のコースと異なる特徴となるため、洋芝である函館・札幌での好走実績がある馬には注意が必要です。

洋芝は野芝と比べて耐久性が低いため、函館競馬場と同様に開催後半では芝が荒れやすく、荒れた馬場でも苦にせず走れる馬の活躍が目立つようになります。

また札幌競馬場は不良馬場になったことがないほど水はけがよいことも特徴の一つです。

競馬場の特徴に関するおすすめ本

競馬場の特徴や傾向についてより詳しく学びたい方は、以下の書籍がおすすめです。

おすすめ本1

有利な馬がすぐわかる 競馬場コース事典

JRAの101コースについて、立体図や断面図を用いながら、有利になる馬・不利になる馬についてわかりやすく解説されています。

Point!
2024年3月に発売された本のため、改修後の京都競馬場など、最新の情報が掲載されています。

おすすめ本2

競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法

レースの「展開」を予想し、期待値が高い馬を割り出すことを目的とした本。競馬場についてもコースパターンに分類し解説されています。

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期待値の観点からの解説に加え、馬券の買い方や資金管理に至るまで解説されています。

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札幌競馬場の芝コース特徴

札幌競馬場 芝1200m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 向こう正面の2コーナー奥のポケットからスタートする、ワンターンのコース
  • 最初のコーナーまでの距離は約400mと比較的長いため、外枠からでもコーナーまでにポジションを確保しやすく、外枠が好成績なコース
  • コース全体が平坦であり、コーナーまでの位置取り争いが重要になるため、ペースはややハイペースとなりやすい
  • 最終直線は短く平坦でたるため、逃げ馬・先行馬が有利となる

札幌競馬場 芝1500m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 1コーナー横のポケットからスタートする非常に特殊な形態のコース
  • スタート後約170mでコーナーを迎えるため、外枠の馬は内のポジションを確保しにくく、内枠が有利なコース
  • コース全体は平坦ではあるものの、スタート後すぐにコーナーを迎えることもありペースは上がりにくく、ミドルペースとなりやすい
  • 最終直線は短く平坦でたるため、逃げ馬・先行馬が有利となる

札幌競馬場 芝1800m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 正面スタンド前中程からスタートし、コースを1周回る
  • 最初のコーナーまでの距離は約180mと短く、外枠の馬は内のポジションを確保しにくく、内枠が有利なコース
  • スタート後すぐにコーナーを迎え、合計4回のコーナーを回ることに加え、コース全体に占めるコーナーの割合が大きいため、ペースは上がりにくく、スローペースとなりやすい
  • スローペースとなりやすく最終直線も短く平坦であるため、逃げ馬・先行馬が有利

札幌競馬場 芝2000m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 正面スタンド前の4コーナー奥ポケットからスタートし、コースを1周回る
  • 最初のコーナーまでの距離は約380mと比較的長く、内枠の馬に加えてコーナーまでにポジションを取れる中枠の馬の活躍が目立つ
  • 最初のコーナーまでのポジション争いもあり、1800mコースより序盤のペースは上がりやすいものの、合計4回のコーナーを回ることに加え、コース全体に占めるコーナーの割合が大きいため、ミドルペースからややスローペースとなりやすい
  • ペースが落ち着きやすく最終直線も短く平坦であるため、逃げ馬・先行馬が有利となるとともに、中団から道中マクっていく馬の活躍も多く見られるコースである

札幌競馬場 芝2600m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 向こう正面の中ほどからスタートし、コースを1周半回る。
  • 最初のコーナーまでの距離は約160mと短く、内枠の馬が若干有利な傾向となっている
  • コーナーの回数やレースに占める割合も大きく、ペースは上がりにくいため、ミドルペースからスローペースとなりやすい
  • スローペースとなりやすいことに加え、最終直線も短く平坦であるため、逃げ馬・先行馬が有利となるとともに、2000mコースと同様に中団から道中マクっていく馬の活躍も多く見られる

札幌競馬場のダートコース特徴

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札幌競馬場 ダート1000m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

スタート足場

□ 芝コース  ☑ ダートコース

このコースの傾向
  • 向こう正面の2コーナー出口付近からスタートする、ワンターンのコース
  • 最初のコーナーまでの距離は約280mと札幌競馬場のダートコースでは最も長い
  • スタートの足場はダートとなっているものの、ダートの基本通り外枠の馬が好成績となっている
  • 平坦なコースにおけるワンターンの短距離戦ということで、ペースはミドルからややハイペースとなりやすい
  • 最終直線が短く平坦な短距離戦であるため、逃げ馬・先行馬が有利となる

札幌競馬場 ダート1700m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

スタート足場

□ 芝コース  ☑ ダートコース

このコースの傾向
  • 正面スタンド前、4コーナーの出口から少し進んだところからスタートし、コースを1周回る
  • ダートの足場からスタートし、最初のコーナーまでの距離は約240mと短めであるため、1000mコースほど明確な外枠有利とはならないものの、内枠よりは中枠~外枠が好成績となっている
  • 平坦なコースであるため、ペースはミドルペースからややハイペースとなりやすい
  • 最終直線が短く平坦であるため、他コースと同様に逃げ馬・先行馬が有利となるとともに、向こう正面でマクった馬も非常に高成績となっている

札幌競馬場 ダート2400m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

スタート足場

□ 芝コース  ☑ ダートコース

このコースの傾向
  • 向こう正面中ほどからスタートし、コースを1周半回る
  • スタートの足場はダートとなっており、最初のコーナーまでの距離は200m弱と短いものの必ずしも内有利ではなく、砂を被らずに走れ途中の直線でポジションを取りに行くこともできる外枠が好成績となっている
  • 6回のコーナーを回る長距離戦であるため、札幌競馬場の他のダートレースと比べるとペースは落ち着き、ミドルペースとなりやすい
  • 最終直線が短く平坦であるため、逃げ馬・先行馬が有利となる

コースの特徴を把握して馬券戦略を組み立てる

札幌競馬場の各コースの特徴、有利な馬番・脚質について解説しました。

コースによる有利・不利を把握した上で、勝率が高い馬や期待値の高い馬を予想し、馬券購入に活かしましょう。

当サイトでは、このようなデータ分析を基に、全レース・全馬の能力や期待値を指数化し、毎週無料で公開しています

よろしければ週末の競馬予想の参考にご覧ください!

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