【2024年セントウルステークス】勝ち馬予想のための過去データと馬場状態について解説!

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2024年 G2セントウルステークスの基本情報

「セントウルステークス」は、毎年9月に阪神競馬場で開催されています。しかし、阪神競馬場の改装工事に伴い、2024年のセントウルステークスは中京競馬場で開催されます。

予想にあたっては、出走登録馬や使用コース、馬場状態などの把握が重要となります。

このページでは、セントウルステークスの基本情報からレースの傾向について解説します。

基本情報

  • 開催地: 中京競馬場 ※例年は阪神競馬場
  • 距離: 芝1200メートル
  • 出走条件: 3歳以上
  • グレード: GII(グレード2)
  • 負担重量: 別定重量

セントウルステークスの位置づけ

セントウルステークスは、スプリンターズステークス(GI)の前哨戦として位置づけられています。スプリンターズステークスは、秋の短距離王決定戦であり、セントウルステークスで好成績を収めた馬がスプリンターズステークスに出走することが多いです。

このレースは、スプリント路線の有力馬が集まるため、スピードと瞬発力が試される重要なレースです。また、秋の短距離戦線の行方を占う意味でも注目されています。

2024年セントウルステークス 出走予定馬一覧

馬名年齢斤量厩舎
アサカラキング4歳57斎藤誠
アネゴハダ5歳55佐々木晶
カリボール8歳57西村真幸
キミワクイーン5歳55奥村武
グレイトゲイナー7歳57森秀行
サウザンサニー4歳57岩戸孝樹
ジョウショーホープ4歳57新谷功一
ストーンリッジ7歳57藤原英昭
ダノンスコーピオン5歳58福永祐一
テイエムスパーダ5歳56木原一良
テンハッピーローズ6歳56高柳大輔
トゥラヴェスーラ9歳57高橋康之
トウシンマカオ5歳57高柳瑞樹
ピューロマジック3歳53安田翔伍
ママコチャ5歳57池江泰寿
ミッキーハーモニー5歳55萩原清
モズメイメイ4歳55音無秀孝
ヨシノイースター6歳57中尾秀正

2024年セントウルステークス有力馬の考察と近走内容

ピューロマジック

  • 葵ステークスと北九州記念でスプリントG3を連勝しています。
  • 前走の北九州記念では、ハイペースの中で逃げ切り勝ちを収め、着差以上に強い内容を見せました。特にスピード能力が高く、展開の鍵を握る逃げ馬として注目されています
  • 葵Sでは外枠17番からのスタートで、一度躓きましたが、速いペースで先頭に立ちました。直線ではペアポルックスを1馬身1/4差で抑えてゴールし、1着を獲得しています。

ママコチャ

  • 芝1200メートルは得意舞台であり、先行して持続力を活かす競馬が特徴です。
  • 昨年のスプリンターズステークスの優勝馬。今回は主戦騎手の川田将雅が不在のため、鮫島克駿が騎乗予定です。
  • 3月の高松宮記念(G1)以来の復帰戦となります。高松宮記念では4コーナーまでは理想的な運びを見せていましたが、直線で追われた際に伸びを欠き8着に敗れました。道悪の馬場が合わなかった可能性が考えられ、今回の馬場状態についても注意が必要です。

テンハッピーローズ

  • 2024年のヴィクトリアマイルを制しており、ブリーダーズカップマイルを視野に入れての出走です。
  • ヴィクトリアマイルでは後方から鋭い末脚を見せ、14番人気ながら勝利を収めました。その前には阪神牝馬ステークスで6着、京都牝馬ステークスで7着という成績を残しています。セントウルステークスでは、再びその末脚が注目されています。

アサカラキング

  • ブリンカーを着けてからは安定したパフォーマンスを維持しています。
  • 函館スプリントステークスでの敗因は、出遅れが大きな要因の一つです。レース序盤で出遅れたため、リカバリーをして番手に位置付けましたが、ハイペースの展開により、内側で待機していた馬たちに比べて不利な状況に陥りました。
  • 調教師の斎藤誠氏によると、前走では洋芝が合わなかったことも影響したとされています。

ダノンスコーピオン

  • 2022年のNHKマイルCの勝者で、ここから秋のスプリント戦線に挑みます。
  • 2024年の安田記念では15着、京王杯スプリングカップでは4着という成績を残しています。しかし、セントウルステークスに向けた調整では、坂路で初めて2ハロン23秒台を記録し、調教師の福永祐一も「動きの質がいい」と評価しています。

2024年セントウルステークスが開催されるコースの概要

中京競馬場 芝1200m の特徴

コースの傾向

※2020年以降に本コースで実施された全レースデータを基に判定

好成績な枠番
 

好成績な脚質
 

初角までの距離

最終直線の距離

ペース傾向

このコースの傾向
  • 向こう正面からスタートする、ワンターンのコース。
  • スタート後は120mほどの緩やかな上り坂があり、その後は最終直線入口まで下り坂が続く。
  • 最初のコーナーまでの距離は短いため、内枠有利の傾向が強いとともに、ミドルペースからややハイペースとなりやすい。
  • 3コーナー・4コーナーの回りもキツイため、ペースが極端に早くならないことと相まって逃げ馬有利の傾向が強い

先週の中京競馬場の馬場状況

セントウルステークスの予想をする上で、馬場状態の把握は非常に重要となります。そのため、先週の中京競馬場の馬場状態について振り返り確認しましょう。

日曜朝時点における中京競馬場・芝コースの馬場状態

  • 使用コース Aコース
  • クッション値 8.6(標準)
  • 含水率 約16%

先週の開催前時点から既にコース全周内側に傷みがあり、特に3コーナーから4コーナーの内柵沿いが大きく傷んだ状態となっていました。

中京競馬場 日曜開催中の天候

  • 天候 曇り時々雨
  • 降水量 4.0mm

先週は台風の影響で1週間を通して雨が続き、特に土曜日が大雨となりました。非常に水分を多く含んだ馬場での開催となったため、芝の傷みはさらに進行していると考えられます。

先週の中京競馬場の枠番・脚質傾向

コース内側の芝が傷んでいる状態のため、比較的外枠が好成績を収める結果となっていました。また、脚質別で見ても、逃げ馬の好走が少なく、先行馬・中団からの差し馬の好走が目立っています。

先週の競馬でさらに内の傷みが進行していると考えられ、また今週も引き続きAコースが使用されるため、外差しが決まるような馬場状態になるものと考えられます。

過去10年の新潟記念結果と傾向

過去10年の優勝馬・3着内馬

開催年着順馬名人気オッズ
2023年1着テイエムスパーダ14番人気112.6倍
 2着アグリ2番人気4.1倍
 3着スマートクラージュ5番人気9.1倍
2022年1着メイケイエール1番人気1.7倍
 2着ファストフォース6番人気20.7倍
 3着サンライズオネスト4番人気13.4倍
2021年1着レシステンシア1番人気1.9倍
 2着ピクシーナイト2番人気4.6倍
 3着クリノガウディー4番人気10.3倍
2020年1着ダノンスマッシュ1番人気3.0倍
 2着メイショウグロッケ12番人気67.6倍
 3着ミスターメロディ2番人気4.1倍
2019年1着タワーオブロンドン1番人気2.7倍
 2着ファンタジスト7番人気17.8倍
 3着イベリス3番人気5.2倍
2018年1着ファインニードル1番人気3.4倍
 2着ラブカンプー2番人気3.9倍
 3着グレイトチャーター7番人気20.0倍
2017年1着ファインニードル1番人気3.1倍
 2着ラインミーティア6番人気19.3倍
 3着ダンスディレクター4番人気8.2倍
2016年1着ビッグアーサー1番人気2.1倍
 2着ネロ2番人気4.8倍
 3着ラヴァーズポイント9番人気53.5倍
2015年1着アクティブミノル10番人気48.0倍
 2着ウリウリ1番人気3.4倍
 3着バーバラ5番人気15.3倍
2014年1着リトルゲルダ4番人気7.8倍
 2着ハクサンムーン1番人気2.5倍
 3着エピセアローム2番人気5.3倍

昨年のセントウルステークスの振り返り

2023年のセントウルステークス(G2)は、阪神競馬場の芝1200mコースで行われました。結果と展開について回顧します。

レース結果

1着はテイエムスパーダ(牝4、騎手:富田暁)で、タイムは1分07秒2でした。2着にアグリ(牡4、騎手:横山典弘)、3着にスマートクラージュ(牡6、騎手:岩田望来)が続きました。

テイエムスパーダは14番人気という低評価でしたが、見事な逃げ切り勝ちを収めました。2着のアグリとは1馬身差をつけての優勝でした。

レースの展開

レースはスローペースの展開となりました。

  1. スタート: 2番ヴァトレニと3番レジェーロが好スタートを切り、10番ピクシーナイトと13番ディヴィナシオンが出遅れました。
  2. レース中盤: テイエムスパーダが先手を取って逃げの展開となりました。ジャングロやビッグシーザーなどが好位につけ、アグリは後方からの競馬となりました。
  3. レース終盤: テイエムスパーダが逃げ切りに成功し、後方から追い込んできたアグリが2着に入りました。スマートクラージュは中団から外を回って3着に食い込みました。

レースの特徴

  • 阪神競馬場の開幕週
  • 馬場状態は良で、高速馬場でした。
  • 前有利、後方不利の展開となり、やや内有利の傾向がありました。
  • スローペースの展開が、逃げたテイエムスパーダに有利に働きました。

テイエムスパーダの勝利は、阪神開幕週の軽い馬場条件と展開の恩恵を受けたものと考えられます。一方で、アグリは不利な展開ながらも2着に入り、1200mでの競馬に対応できたことが収穫となりました。

2024年セントウルステークスの予想ポイント

2024年のセントウルステークスの予想をするにあたって、重要なポイントは次のとおりです。

  1. アサカラキング、テイエムスパーダ、ピューロマジック、ママコチャなど、逃げ・先行の戦法を得意とする馬が多いことから、互いにペースを上げ合う展開になる可能性が高い。
  2. 今年は阪神競馬場ではなく中京競馬場の開催となる。
  3. 中京競馬場は開幕5週目となり、先週の大雨もあって内側の馬場の傷みが激しい。
  4. そのため外差し傾向となる可能性が考えられる。

土曜日の馬場状態や枠番がレースに与える影響は大きいため、それらの情報も慎重に見極めて予想しましょう。

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  • シンリョクカ
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  • キングズパレス
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  • ノースブリッジ
    • 5人気14.5倍 1着!
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    • 3人気7.8倍 2着!

よろしければ週末の競馬予想の参考にご覧ください!

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大学で学んだ統計学の知識を基に過去のレースデータを分析し、独自指数の作成と、その指数を用いた購入対象の判定ロジックを5か月間かけて構築しました。
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